サイトアイコン 恋はいばら道

忙しいときの男

JUGEMテーマ:恋愛/結婚

私の会社の男(というかこの業界の男)は、信じられないくらい忙しいです。
私も若い頃は忙しかったけど、
さすがにこの歳になると、使いづらいのか(;´Д`)全然忙しくはない。
男子ばかりが忙しそうです。
で、昔は、自分も足突っ込んでたから分かるんだけど、
仕事が忙しいときって、本当に、
食べる、寝る、が最優先事項。
それ以外なにもできなかった。
私の場合も同じで、
彼氏にも会えない、メールもできない、化粧も美容もどっか行ってるし、
とにかく、まずは寝たい。そんでもって、ご飯食べてまた仕事に行かなきゃいけない。
土日は当然ないし、毎日朝4時とかまで仕事だし。
明け方の朝日見ながらビール飲んだりしてね。はははははは。
いやもっともっと若い頃は会社の会議室に泊まってました。
ようするに、忙しいときって、
生きていくことがまず大事。(爆)
ホントにホントに、そうなの。
他の事なんか頭に入ってこないの。これっぽっちもね!!!!
人間としての最低限だけで生きてるわけ。
だって、最後は体温とか下がってくるしね。寝てないと。
知ってます?
数日間寝てないとね、肌の表面がヒリヒリしてきて、布団に横たわれないんすよ、痛くて。
体が、「こいつ死ぬ気か?!」と疑ってるのが分かります。
もはや予備電池で動いてるに等しい。
最低限のことにしか、頭の関心がいかないように切り替わるんだよねーー。
そんで。
うちの業界の男性陣はまーよく振られます。
モテる一方でよく振られます。
離婚も多いです。奥さんが神経症になる率も高いです。
もちろん、上手に休み取ってる人もいるし、
奥さんと仲いいうちも多いけど、
やっぱり仕事に突っ走っちゃうタイプの男性は、
みんなどっかで彼女or妻に愛想をつかされるらしい。
そういう人たちを見ていると、
いや~、忙しい人と付き合うのは本当に大変だ、と思う。(;´Д`)
でもね、私が言ってもしょうがないけど、
彼らを代弁するとさ。
だって、死ぬか生きるか、の瀬戸際で、
恋なんて優先順位の最下位だぜ???
です。
私も、一回、多忙から脱したときに、
徐々に自分に戻ってくる各種「欲」を書き出したことがあるんですが。(馬鹿)
食欲、睡眠欲は、仕事中もあるから当然として、
そのあとは、まず、
家を掃除して、生活を元に戻す。
ゆっくり風呂に入ってマッサージに行って体をほぐす。
溜まったF1ビデオを見る。
そのあとですよ。
彼氏と会う。は。
女の私でさえ、そうなんだもん。
とにかく、まずは、人間らしさを取り戻して、
一息入れて、十分休んで、頭もすっきりさせて、
そのあとようやく、
「あー彼氏に会ってないなぁ。会いたいな」になる。
男性だったら、そりゃもう、
その間に、「友達と飲む」だの、「サッカーの練習に行く」だの、「ライブに行く」だの、へんなもんが挟まっちゃうかもね。
それを責めることは、私にはとてもできません。気持ちが分かるから。
「なんで私より先にサッカーよ?!」と言われても。
「私と男友達とどっちが大事なのよ?」と言われても。
つかれきった人間て、なぜか、どうでもいいことしてまずはリラックスする、
好きなことに浸ることで復活する、そういう行動に出ちゃうんですよね。
しょうがないの。
仕事っていうバリバリストレスフルなもののあとに、
いきなり甘い雰囲気でデートなんてできない。
私もそうです。
仕事で頭が回り続けてるときとかは、
彼氏じゃなくて、会社の上司とか、同僚と飲みに行きたくなっちゃう。
仕事モードから恋愛モードに、切り替えるのが難しいんだよね。
これ、男性ならなおさらです。
男性の方が、脳みその構造上、切り替えが難しいと言われてます。
だから、うち帰る前に、一杯、やってきちゃうんだよね。
そうしないと、仕事のイライラモードそのままで家庭に帰って、
奥さんに当たっちゃったりする危険があるから。
まずはクールダウン。
放電する。
それが必要なんだろなと。
さて、そういう男性の生理を考えると、
忙しい男と付き合ってる、もしくは好きな女性は、
よほどの覚悟がいりますよ、と言いたい。
私の知ってる中でも、奥さんに逃げられた人はいっぱいいるけど、
彼らも、別段、奥さんを愛してないわけではなかった。
でも、途中から、なんだかめんどくさくなってる感じはあった。
せっかくがんばって帰っても、
「なんで会社の同僚と飲んで遅くなってるの?早く帰って来れないの?」
せっかく夏休みとって旅行に行っても、帰ってきたとたん、
「夏休みは優しかったのに、いまはなに?」
何をしても、どうがんばっても、怒られる、悲しまれる。
そうなると、男子は、どっかで、ぷつっと、我慢の限界が切れる。
そこまで必死に、女子の機嫌を取ろうとがんばってたのに、
ある日そのすべてに馬鹿馬鹿しくなる。
そんで、うちに帰らなくなる。
帰るのが億劫になる、と言います。
人によっては、そこではじめて浮気を考える。
友達と飲み歩くことで、家に帰るのをどんどん遅らせる人もいる。
そうなっていく男たちを見ていると、
「あぁ、この人もそうなんだーーー」って思っちゃう。
まじめな、仕事熱心な、悪気なんてこれっぽっちもない人たちです。
だから、いつも思うんだけど、
忙しい人を好きになったのなら、
好きな人が忙しい仕事を抱えるようになったら、
まずは覚悟を決めるしかない。
この人についていけるのは、私くらいよ!!!!って気合いを入れて欲しいです。
生半可な「好き」では、まったく歯が立たない。
「想像はしてたけど、そんなにとは思わなかった。」
付き合いかけた男から私自身が言われた言葉です。
そう、人間、想像はする。必死にする。
でも、そのすさまじさ、その異常な心理状態までは、
どうしても「実感」することはできない。
だからね、いざとなったときに、
「そんなにとは思わなかった」になっちゃう。
「忙しいのは分かってる」
私の友達も彼氏も、みんなそう言うんだけど、
分かるわけない。
人間が人間でなくなっていくあの感じ。
生きていくことだけが毎日の唯一の関心事。
来る日も来る日も、ただただ責任の重圧に押しつぶされそうになりながら、
切れそうな神経を必死につないで乗り切っていく、
そんな状態の人間の気持ちは、本当に分からない。
だから、分かるなんて、言う必要ないんだよね。
どうしたらいいか、
ただ、帰ってきたときに、
人間に戻ったときに、
前と変わらずに、いてくれること。
優しく言葉をかけてくれること。
「大変だったね」「がんばったね」「よくやったね」
私も、よく、彼氏にそう言って頭なでてもらうと、
仕事の嫌なこと全部忘れたものです。
そうすると、そのうれしさが心に残ってるから、
また忙しさが引いてくると、
その言葉欲しさに、やさしさ、癒し欲しさに、
彼に連絡するわけです。
だから、それまでは、彼を信じて、
自分は自分の生活を送るしかない。
忙しい男と付き合ったら最後、
どっかで見切りをつけて、いろんなことをあきらめないと駄目なんですよね。
週末ごとのデートも、
夜中の電話も、
すぐ帰ってくるメールも。
それに余りある魅力を彼に感じるなら、
それでもいい!と思えるほど好きなら、
がんばって彼を待ってて欲しい。
心を強く持ってて欲しい。
そう思います。
忙しいのは所詮、
どっちかの都合。
それは分かってる。
私もそれで振られたこともあるし、
別に、それは自分のせいだから、仕方ない。
勝手なことしてるって気持ちも、こっちだってあるんですよね。(;´Д`)
だから、
あくまでも、
その男を好きだっていう気持ちが強いなら、
その覚悟ができるなら、って前提で。
しょうがないのよ。
そういう男を好きになっちゃったんだから。