どうも女子というと、
メール、電話は恋愛必需品!で、
つねに連絡してつながってる感を感じていたい生き物。
そもそもは、
女子は、安定志向だと思うんです。
いつの世も夢はお嫁さん！であることからも分かるように、
二人の関係を安定させ、堅固なものにし、
つね日ごろから変わらないものにしたい、という欲求が強い。
だから、付き合いはじめると、
まるで結婚生活の予行演習かと言わんばかりに、
毎日その日あったことをこまこまと報告したり、
何して何はなしてどう思ったと、
まぁ正直、どーでもいいわな！なことを相手に報告する。
そんで、相手からつねに優しい言葉をかけてもらい、
気遣ってもらい、大事にしてるよ、大好きだよ、おやすみ！って言葉を
かけてもらうと、ようやく安心できる。
愛されてることを、つねに確認したい。
だから、メールが大事。電話が大事。
つながってる、その感じこそ、
つきあってる！って実感できるもの。
寂しくない。
私には彼氏がいるから。
そう思える。
・・・だけどさ。
思うに、男子はちがうよね。
もともとが、家を守る型の性別でなく、
外を自由に飛び回って獲物捕まえてくる方面の動物。
自由が好き。冒険が好き。
安定は、嫌い。
不安定が好きってほどじゃないにせよ、
安定すると、守りに入ったか?!と不安になる。
あじけなく思える。
どこかへ、新しい可能性を探しに、旅に出たくもなる。
私の知り合いの文筆家の方のエッセイで、
う～～～ん！とうなってしまうのがあった。
「これは完璧な女だ」と感じる女にめぐり合うと、
どうしようもなく焦りを感じる。
「この女と結婚したらそれが最後になるかも」
「もう他の女とは遊べなくなるかも」
それが怖くて、
これぞ、と思う女ができると浮気してしまう。
その女に決めてしまう自分が怖くて、とりつかれたように他の女と遊ぶのだ、と。
むしろ、どうでもいい女とつきあってる時は、浮気しない。
なぜならいつか別れて他の女とまた遊べるようになるはずだから。
その揺れ動く男心のあやに、
がーんと頭を殴られたような気がした。
「そ、そんな風に思うくらい、男ってのは、自由でいたいのか！」と。
でね、
思うんですが、
男ってのは、安定が好きではないでしょ。
つまり、日常的な連絡で、
「つながってる感じ」は、
彼らにしてみれば、
「つながれてる感じ」なんじゃないかと思うんだよね。
毎日毎日相手して、
同じような会話を繰り返して、
これが永遠に続くのかな、先が見えたな、退屈な人生だな。
俺は女に飼いならされてく人生なのかな。
もっと別のワクワクするような出来事はないのだろうか。
事件はもう起こらないのか。
不意に、彼女への連絡をふっつり絶って、
どっかにふらっと出かけたくなる。
そう、過去、本当に、
ある日会社も休んで、どこか地方へ一人旅に出てしまった男もおりました。
連絡がつかず、本当に心配したもんだ。（;´Д｀）
いつも言ってるけど、
男は、約束や、義務では、縛れないのです。
気持ちでしか縛れない。
そして、男にとって、恋愛で一番大事なのは、
会うこと。
これに尽きる気がする。
メールを百万通送ってきても、
実際に会いたい、と言ってこない男は、
その彼女に本気じゃない。
逆に、
メールはご無沙汰でも、
会える時間を見つけたらまっさきに連絡してきて、
なんとか会おうとする、
それは、好きな女だから。
男にとって、
メールなんてのは、
次に会えるかどうかのためのつなぎでしかない。
連絡手段でしかない。
愛情表現だと思ってない。
会うことがすべて。
会うために努力する。
好きなら、会いたいと、女の子も思うはずだ、と思ってる。
そこにものすごい差がある気がする。
女の子は、会えなくても、
毎日心配しないでって愛情たっぷりのメールが来ていれば、
案外レンアイしちゃってる気になるでしょ。
でも、男は、それじゃダメ。
会うことこそが、大事。そこにこそ、誠意があると信じてるんだよね。
「なんでメールの返事がないくらいで怒るの？」
「会えるときはちゃんと会ってるじゃない」
「会ってるときはキミだけが大好きな俺なんだからいいじゃない。」
「会うだけじゃだめなの？！」
女の子は会えない間の誠意を求め、
男は、会ったときの誠意を主張する。
そして、好きだ！と男が思ってる間は、
絶対に、会いたがるのが男なのだ。
会いたがらなくなって、
メールだけの関係になったときは、
もう男のほうの愛情は薄れてしまってるのだ。
だから。
会うって事を、
会ったときの事を、
私たちはもっと大事に考えたほうがいいんじゃないかなって思う。
会えない間を悶々と暮らすのでなく。
また会いたい、と思ってもらえるように、
会いたいの気持ちをたくさん重ねて、
いつかゆるぎない関係に育てるために、
会えたら、「会えてうれしい!」って素直に笑いかけよう。
「今日は会えて本当にうれしかった！」と言って別れよう。
また会いたい彼女でいよう。
せっかく彼が会いたいと思って会いに来ているのだから、
会えない間の愚痴なんかぶつけるのは愚の骨頂。
会ったときだけを大切に。
会えない間は、自分ひとりで、気にせず暮らす。
会えるその日を楽しみに待ちながら。
男は、会うことだけが大事な生き物。
そう心に留めて。
メールが来ないのも、
返事がぶっきらぼうなのも、
男は、そこに価値を見出してないから。
こっちが愛情たっぷりに、長々とメールしても、
その気持ちは、彼らには、余計なものとしか映らない。
だったら、会ったときだけをだいじにしようよ。
そこに全力を注ごうよ。
くだらないことに腹を立てるのはやめよう。
会うこと以外に、価値はない、
そんな男たちの発想を真似してみようよ。
完全になりきるのは無理にしても、
男ってのは会うこと以外はどうでもいいらしいな、と気づいてからは、
すごく楽になりました。
メールが途絶えてても、大丈夫。
きっと彼からまた「会いたい」って言ってくるから。
そして、それこそが、
彼の最大級の愛情表現なんだって。
分かれば、とても単純なことです。
だからね、
メールや電話はもっとぐっと控えましょう。
彼が、「どうしてるんだろう」「会いたいな」と思うように、
あえて自分の予定は隠しちゃいましょう。
早めに申し込んでくれないと、他の予定で埋めちゃう人になりましょう。
会うことだけに力点を置けば、
メールを我慢することも、
すごく楽しい気持ちになるはず。
だって、その一つひとつが、彼をおびき寄せるんですから。
