この旅行中にも思ったことですが、
恋愛って本当に相手の態度は自分の鏡ですね。
こっちが不機嫌だと、最初のうちはやさしくしてくれるけど、すぐに向こうもむっつりして。一度二人そろってむっつりすると、何をしても何を言っても不機嫌モード。
どっちかがその流れを断ち切らないとずっと続いちゃう。
不機嫌モードが続きすぎると、だんだん向こうも疑問に思うと思う。
「俺、なんでこんな不機嫌なのかな。この子といてもちっとも楽しくないな」
そんなときは、とにかく、いったん悪い流れを切る。
やさしく笑いかけてみる。
相手の目を覗き込んで、辛抱強く、仲直りの笑顔を向けてみる。
いくら向こうが不機嫌で返しても、何度でも何度でも。
それでいつのまにか向こうも釣られるんですよね。
私の持論で、
笑顔でやさしく接してくれる人に対して、いつまでも意地悪できる人っていないと思う。
「えーやさしくしてるのに冷たいよ!」という方がいるとしたら、
それは、悲しい顔でやさしくしてるんじゃないかな？
いや、やさしくしてるんじゃなくて、
相手の挙動にビクビクしながら様子を伺っているんじゃない？
相手の言うことにすがるような態度で。
私思うんですが、
むっつり黙って耐えて、悲しい顔で相手の顔色伺ってるのは、
相手にやさしくしてることとは別物だと思うんです。
悲しい顔をして、相手の気持ちが元に戻るのを待つのは、
相手から見れば、黙って自分をなじっているのと同じこと。
だんだんその態度に息がつまって、
もうこんな状態にいたくないなって思わせる。
女の子にとって恋愛は、せつないもの。
ときに悲しく、相手を想うもの。
その想いが真剣であればあるほどに、相手にそれを知ってもらいたいと思う。
それを受け止めて、真剣さに心打たれて欲しいと思う。
「私の真剣な想いを知って、そして同じものを返して！」って思う。
でも、男にとって恋愛は、
せつなければいいってもんではない。
むしろ、あんまし長い間思い煩いたくはない。
できれば最初だけで、あとは、すんなりうまくいって欲しい。
ゴチャゴチャ苦手なロマンチックをお涙ちょうだいでやってないで、
さっさと楽しく付き合いたい。
（もちろん、たまにはお涙ちょうだいドロドロ恋愛を好む男子もいますけど）
だから、女子の、真剣なまなざし、
悲しげな表情、
涙を溜めて責めるような、
「どうしてこんなに好きなのに･･」って想いが、
全部煩わしいんだな。
たぶん。
好きだからいっしょにいるんでしょ。
好きだから付き合ったんじゃない。
好きだから会ってるんだし、
好きじゃなければメールの返事もしないでしょ。
よく私も思うんですが、
男の人のこちらへの気持ちが冷めたとき、
初めて、いかにそれまで彼が自分を好きでいてくれたか知るよね。
男の愛情表現は無骨すぎて分かりにくいんだけど。
毎日メール返してくれない！→私を好きじゃないんだわ。
と判断して別れてみて、
いざ寄りを戻したくなっても、
一度冷めてしまった彼の態度はビックリするほど冷淡だったり。
あぁ、１週間に一度のメールでさえ、この人にとっては、
せいいっぱいの愛情表現だったんだ、、、と
後になって気づく。
一度失った想いはめったに取り戻せない。
特に男性は。
一度信じた女性の気持ちを疑った男性は、
ギリギリまでは堪えてがんばるけど、
一度自分で「もういいや」って思ったら、
だれよりも意思固く、相手を拒絶する。
男はプライドの生き物だからね。
女性のように、その日の感情の波で、相手に「別れよう」なんて言わないから。
もし彼女に、別れを切り出されたら、ショックを受けるし、心の底まで傷つく。
だから、よほど本気で別れようと思ってない限り、
彼に別れを切り出すな、と私は言うわけです。
男には、我慢の限界ってのが存在するんです。
（女は、いつでも我慢の限界を変更できちゃうんだけどね）（;´Д｀）
つまりね。
悲しい顔した恋愛はいつでもうまく行かないと思うのです。
いつでも涙を溜めた恋で、盛り上がるのは不倫だけ。（爆）
もっと健康的で建設的な関係では、
やっぱりつねに笑顔で、お互いにやさしくいたわりあえる恋愛でないとうまく行かない。
男は時に意地っ張りだから、
一度こじれると、なかなか取り付く島もなくなるけど。
それでも、できることはただひとつだけ、
笑いかけること、だと私は思う。
悲しむことでも泣くことでもない。
怒ることでもない。
黙って耐えることでもない。
笑いかける、気丈にやさしく、相手を思いやること以外に、
彼の心を取り戻す方法はない。
そうは言っても、相手を恨めしく思ったり、
怒りを覚えたり、
もう悲しくて仕方なく思っちゃうよね。
そういう時は、とてもじゃないけど、笑いかけられない。
笑顔が引きつる。
何か揚げ足のひとつでも取って、ケンカを売りたい。
ホンネでぶつかり合って、
自分の不満や不安を解消したい。
そう思うよね。
でもその激情を、
彼にぶつけて、
彼の心を失ってもいいの?
何が一番大事なんだろう?
自分がスッキリすること？
それとも、彼の心を失わないこと？
怒りも不安も悲しみも、
何も生みません。
その先には破滅があるだけです。
もしも何万もする占いに行って、ご利益のあるお祈りを毎日すれば彼とうまく行くって聞いたら、毎日だろうがやるでしょ？何でもするでしょ？
だったらさ。
たったひとつでいい。
彼にやさしくしてあげよう。
笑いかけて、彼の話をニコニコ聞いてあげよう。
ただそれだけで、いつか恋はうまく行くから。
私もそうですが、
腹を立てると嫌味のひとつも言いたくなるけど、
そういう時も、笑いながら言うのと、ぶつっと吐き捨てるのとじゃ、相手の反応が違います。当たり前です。（;´Д｀）
言いたいことは、言えばいいけど、
笑いながら、相手に逃げ道を作ってあげないと、
相手を責めるだけになってしまう。
悲しい顔で言えば言うほど、
彼の自尊心を傷つけ、彼女を幸せにできない自分を恥じる。
さすがに２０年も３０年も生きてくると、
職場でさえ、怒られたり注意されると応えますよね。
男性は特にですが、彼女に怒られたり注意されたりすると、
自分の人格を全面否定されたような気になっちゃうんです。
我々だってそうだよね。
もし彼氏に、「お前って女性として気配りが足りないよな」とか言われたら、ショックだよね。謝るより先にムッとするでしょ。「そんなわけないよ！」とか、「あんたに言われたくないよ!」と思うよね。
お互い様なんだよね、きっと。
だから思う。
お互い、ネガのあらさがし合戦はやめようって。
いいところを見つけ合えるような関係になろうって。
悲しんでちゃ時間がもったいないよ。
できるなら笑いかけようよ。
せっかく出会った、せっかく好きになった人だから。
せつない恋の告白は、女友達にだけしよう。
彼氏にはいつでも、飛びきりの笑顔を。
２人の間の笑顔が、凍りついて解凍できなくなる前に。
凍った心を溶かすのは、
いつでも明るい太陽のような笑顔だと思うから。
