今日は、部室のほうでもコメントして、なんとか立ち直って欲しい方のために書きます。
私思うんですが、
世の中には、
本当に、たちが悪いというか、
いったん好きになってハマると、底なし沼のようにずぶずぶとはまってしまうタイプの男が存在します。
いまでは、そういう男はにおいで分かるようになり、
真っ先に避けるようになりましたが、
昔は当然、頭っから突っ込んでは血だらけになって帰ってきてました。(;´Д`)
もちろん、付き合う前なら、十分復活できますが、
いったん付き合ってしまい、
その魅力を存分に味わってしまってから、
別れなければならないとき、
それはまるで、生木を割かれるような、
人生がここで崩れて落ちてしまうような、
そんな恐ろしい思いをするんです。
そして、たぶん、一生心からは消えない。
いつでも会えば、心が揺れる。
いつまでも、いつまでも、胸が痛い。
彼を好きだった自分も、
その時間も、
彼を追って追って追い続けた日々も、
その感触も、
すべてが、まるで麻薬の後遺症のように、
波のように寄せては返すのです。
今でも、彼に会えば、胸が痛い。
あのころ彼を想った日々の苦しみがよみがえる。
でも、その髪の一筋まで、
笑う口からこぼれる白い歯一本まで、
どれほど彼を好きだったかを、思い出す。
いつまでもいつまでも、
苦しい。
そういう悪夢のような恋、
自分をコントロールできないことに対する、
本能的な恐怖を思い知る、
自分の中の女の業を思い知る、
そういう恋が、この世にはある。
狂うかと思いました。
自分がおかしくなって、
このまま壊れてしまうかと。
当時の日記に、つづられた言葉には、
今でも読むと、まるで昨日のことのように、
彼を愛して苦しんだ日々がにじんでいます。
「すべての苦しみも、喜びも、悲しみも、気の狂うような想いも、
まるで生まれる前にそこに置いてきたとでもいうように、
すべて、彼から発している。すべての感情は彼ゆえだ。」
「彼と別れたほうがいい理由など、100も200も思いつくのに、
彼と別れないほうがいい理由などひとつもないのに、
なのに、私が、手を離せない。」
今でも覚えてる。
心が離れた彼を、引き止める手立てさえなく、
指の間から零れ落ちていくように、彼の気持ちが冷めていくのを目の前に見ていながら、
何も、できなかった。
しかも、手を離すことさえ、私にはできなかった。
それほど、執着してたんです。
彼に。
別れているような状態で、1年も苦しんで、
何に耐えているのかも分からなくなって、
でも彼が別れを切り出さない、ただそこにだけ、光明を見出そうとして、
そんな馬鹿に自分にうんざりして。
そして、最後は自分で彼から言葉をもらった。
彼に懇願した。
思い切れないから。
少しでも彼が私を想っている、想いが残っていると期待している間は、
他へは行けないから。
どうか、お願い、
本心を言ってください、と。
彼は、「嫌いになったわけじゃない」と何度も繰り返した。
私を振るのに言葉を捜してるみたいだった。
だから、私から誘導尋問したんだな。
「でも、もう昔みたいに好きじゃないんでしょ?」
つられたみたいに、彼が言った。
「ん~・・・確かに、付き合ったときほどは、もう好きじゃない。」
その、「好きじゃない」という言葉が、まるですべての呪文だったみたいに、
それまで何度も何度も戻ってしまって、彼にすがって泣いてた私を、
最後に解放してくれた言葉だった。
憑き物が落ちたみたいに、すとん、と。
そのときようやく、彼に対する長い執着が終わりました。
まるで、音がするように、鮮やかに。
私に理性が戻ってきました。
私は泣きながら、「ありがとね。その言葉が聞けてよかった」と。
言って電話を切って、
それからは、本当に彼にさよならできました。
本当に、それまでは、彼に会わないでいられた年月を数えたりしてたのが、
気がつけば、1年とか経ってて、笑うこともできるようになったし、
それからさらに数年で好きな人もできて、付き合うこともできました。
それでもね。
彼は今でも、人生の中で、
一番愛した人だし、苦しんだ人なんですよね。
もう二度と、あんな人には出会わないと思うし、
たぶん、もうあのような人は好きにならないと思う。危険だから。(;´Д`)
そのタイプ。どんな人かと言うと。
要するに、モテる人で。
いるんですよね、生まれつき、どうしようもない魅力を持った人。
誰しも惹かれずにはいられない。
一見そうは見えなくても、
近づくと不思議とその魅力に引き込まれて。
甘えられると何でも聞いてあげたくなる。
人の心をつかむのが先天的に上手で、
どんなことをされようが、愛さずいはいられない。
案外自分に正直な、へんに純粋な人だったりもする。
自分の気持ちに従うから、その奔放さに惹かれるし、
その正直さに心打たれたりもする。
相手の懐にすっと入って、いつでも心地よい言葉と、体温で、
相手をくつろがせることができる。
でも、そういう人だから、
他にもいくらでも彼を好きになる人はいるし、
彼も、いったん他へ目を向けたら、別に私でなくてもいい。
そういう男は本当に厄介です。
こっちはハマってるから、何が何でも彼といっしょにいたい。
他にはそんな魅力のある人がいない、と思う。
そして、彼も、私を少しでも愛してる、と思うと、
その1%を信じて、そこにすべてを賭けたくなる。
自分でも、自分がおかしくなっちゃったんじゃないかって思うほどの執着。
信じられないほどの、気が狂いそうな気持ち。
ある意味、恋愛の醍醐味だなって思うし、
今となってみれば、大変いい勉強になったけどさ。
(;´Д`)
いやもう、こりごりです。
二度とごめんです。
今でも会うと胃炎で寝込むくらいだもん。_| ̄|○
さて、そういう危険物、
どう対処したらいいかって言うと。
これはもう、自分で気づくしかないんだけど。
その男は、運命の人だからじゃない。
魔物のようなもので、
どんな女も虜にする、危険な男だって。
麻薬のような男は存在します。
そして、そういう男は、自分でも、自覚があるんです。
自分に対して盲目的に接してくれる女性がいること。
そして、それは、一人じゃないことを。
そういう男を完全に攻略するには、それは
彼のプライドに触るしかなくて。
彼が追いかけたい、彼が認める、
彼がひれ伏すような存在になるしかないのですが。
大体において、そのような危険な男は、
女性がみんなひれ伏しちゃって泣きながら追いかけちゃったりするもんだから、
彼のほうも手ごたえを失い、興味を失っちゃったりするものです。
私もそいつに言われましたが、
最初はよかった、と。
いつもイキイキ明るくて、楽しくて、無邪気な私が好きだったのに、
いつのまにかいつも泣いてて、会いたいって言って、自分をどっぷり好きな私になってて、それが重かったって。
誰のせいだよ!!!!!って今だったら吼えたくなる場面だけど、
私は自分で自分を埋めたくなった。
どうして最初に彼が好きな、彼が追いかけてた女の子でいられなかったんだろうって。
でもね!!!!!
逆に、今ならこう思う。
私も、あのころは自信もなく、彼に振り回されてばっかりで、
彼を好きでいることしか考えられなくて。
つまりは、つりあってなかったんだって。
今なら分からないけど、でももう終わったこと。
一回失敗したら二度と同じ人間とは挽回できない。
あのころの私と彼、
彼の求めるものを提示できなかった私だけど、
彼だって、私の欲しいものをくれなかったんじゃないかって。
どっちもどっちだな。
たらればは恋愛には厳禁です。
そのときの成長具合の二人で考えなきゃいけない。
あのころの私に、あの彼は、手に負えなかった。
そういうこと。
その後も、果敢にもそういうハマるとやばい系に、一瞬ふらふらしたりもしたけど、
付き合ったりはなかったです。
やっぱり私の人生で、
あんなハマると危険な魅力的な男ってのは、彼だけだったみたいです。
そりゃぁ、気持ちいいですよ。
彼らは、女心を操るすべを、生まれつき心得ている。
愛される言葉使いも、態度も、ちょっと拗ねれば愛される、そのころあいも。
そして、言葉が巧みで、ロマンチック。
うっとりするようなドラマや、せりふや、プレゼントを、山ほどくれる。
よく考えると、普通の男ってのは、ろまんちっくが大変苦手です。
歯が浮いちゃうんですかね。(;´Д`)
大体、無骨で、気が利かなくて、むっつりしてて、テレますね。
そういうのがないのが危険男。
うっとりするような言葉を吐いて、熱く見つめてくれて、
ぎゅっと抱きしめてくれる、
そういうころあいが、もうね、本能でね、分かっていらっしゃる。
そのロマンチックさに、我々女性はやられちゃうんですよね。
ちなみに、関係ないけど、
タイ人の男は、げろ甘な恋愛体質(しかも相当なタラシ)なので、
日本女性がすこーんとハマってタイまで押しかけちゃうことも多々あるそうなんですが。
(;´Д`)
私もタイ人の男友達がいて、
チャットなんかしてると、英語でげろ甘リップサービスが超気持ちよく、
「あ~こりゃ知らなかったら私もハマってたよな~」ってため息ついたりしたものです。
日本人の男子がいかにロマンチックに長けてないかっちゅう話よね。
(皆さんタイ人には気をつけましょうね。マジで麻薬並みのやさしいロマンチック系ですよ。でも浮気者だからね!)(爆)
まぁ、要するに、
私が勉強したのは、
世の中には、ハマると痛い目見る男がいるよってことで。
その男にハマる女は自分以外もいっぱいいるよ。
そんで、彼は、一生そのままだよ。と。
そして、もしもそういう男と別れたなら、
思い切るのは相当つらいし、大変だけど、
いつまでも思い続けることは体に悪いってこと。
どうか知って欲しいのです。
彼があなたの特別なのでもなく、
彼が運命の相手なのでもなく、
彼は、誰にとっても魅力的な、
女が狂うタイプの危険な男、だってこと。
そういう男と恋愛できたことはラッキーです。
そして、彼の中に思い出として残れることも。
でも、いつまでも引きずると、本当にろくでないですよ。
ちなみに、私は彼と別れて、次の彼氏とラブラブでしたが、
それでも、その彼にばったり会っちゃったりすると心が揺れました。
彼は、自分が狙ってた彼女に振られた~と言っては、
いきなり深夜うちの駅まで来て電話していたり、(追い返しましたけど)
私が次の彼と別れたときは、
どさくさにまぎれて抱きしめたりしていました。(おいおいいい加減にしろよ!)
それでも、私は悟ったのです。
彼は私を愛しているわけではない。
彼は、過去の女に対するセンチメンタルで私に連絡してくるんだなって。
俺を好きでいてくれたお前、サンキュー。みたいな。(死)
事実、ここだけの話ですが、
彼は結婚したときその新妻を連れてうちのパーティに遊びに来た!!!!!上、
台所に立つ私の後ろに来て、
いきなり腰に手を回しやがったですよ!!!!はあああああ?????
「お前がこんなに料理がうまいって知ってたら別れなかったのになぁ~」
だってさ。
どんな元カノサービス????すぐ目の前に新妻がいるのにさ。
いやほんと、心の底から新妻に同情するとともに、
元彼の手を思いっきりつねり上げましたけどね。女の敵死ね!!!!
そんな男をひたすらに好きでいて、
泣き暮らした20代がもったいなくてもったいなくて泣ける。_| ̄|○
ま、今はおかげさまで、
正しく男性を見ることもできるようになったし、
二度とあのタイプには手を出さないようにできるようになったし、
そもそも、そこまで相手にすがるような重い恋愛しないようになったけどね。
本当に、彼にはいろ~んなことを勉強させてもらいました。
今は、ロマンチックでもなんでもない、
言葉も足らない、無骨な彼が一番素敵だと思ってます。
まったくうっとりさせてくれないけど。(爆)
そういう男の真価に気づけただけでも、
あの苦しい恋には意味があったと。
今は思えるんですよね。
結局、最後は、自分しか自分を救うことはできません。
馬鹿なことしちゃうのも自分、
そこで死ぬほど落ち込むのも自分、
かっこ悪いのも、みっともないのも、自分。
そして、そこから学び取って、
新しい幸せに向かって歩き出す勇気を持てるのも、自分です。
あの苦しい日々があったからこそ、
今の幸せを大事にできる。
彼を、すばらしい人だと思える。
今では、あの日々を、感謝するばかりです。
忘れられない男
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