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恋は就職活動

JUGEMテーマ:恋愛/結婚

最近就職難ですね。
私ももともと就職氷河期というのが言われた最初の年に就職活動してるので、
今の就活生の皆さんの気持ち、すごく分かります。
大変、ですよね。
(;´Д`)
でも、私最初こそ、泣きながら、自信喪失でべそかきながら始めた就職活動でしたが、途中からすっかり面白くなっちゃって。(爆)
あれこれ楽しんでやってた覚えがあります。
よく分かったのは、
就職試験とは、こっちが選ぶものではなく、向こうが選ぶものだ、ということ。
こっちがいくら、「この会社が合ってるわ!」って思ったところで、
向こうが違うなって思えば、それまで。
逆に、「この子はうちの会社っぽいな」って思ってくれた会社に行けば、本当に不思議とはまったりする。
そりゃそうだわ。向こうはその会社の人間で、
同じような種類の人間が死ぬほど集まってるわけですし。
一目見りゃ分かるわけです。
その人を取るべきか取るべきでないか。
つまり、よくOB訪問で言うんですが、
「就職活動は試験ではない。
選ばれなかったからと言って落ち込む必要は全然なくて、
合うところにしか選ばれないものなんだ」って。
だから、どんどんいろんな会社に行きなさいって。
変なバイアスかけないで、
自分で業界えり好みしてないで、
あるだけ全部、会社にトライして、会いに行って、
自分を「この子はうちの子だ」って思ってもらえる会社にめぐり合いなさい、って。
私の友達でも、「えーそんなとこ受けてたの?」って業界に決まって、
最初は、「どうしてだろ?」って思ってた人が、
案外ドンピシャにはまってて、すごく楽しそうに仕事してたりする。
最初に、その業種に出かけていったその人の勝ち。
そこにこそ、彼の天職があったわけだ。
それは、彼が見抜いたんじゃなくて、会社が見抜いたんだね。
さて、
婚活とも言うように、確かに就職活動と恋愛は似たところがある。
それは、
「1人失恋したからと言って、何も気にすることはない。そこはあなたにぴったりの場所ではなかっただけだから。」
という部分。
大事なのは取り合わせ、とはよく言いますが、
まさに、自分で「こういう人が自分には合ってる」と決め付けて、
そういう人ばかり選んで攻めるのは、
まるで「私はコスメ業界なの!絶対!」と決め付けて、
そこしか受けない、みたいなもの。
本当に合ってるかどうかは、
自分ひとりが決めるわけではない。
相手あってのこと。
会社ほど相手次第ではないですが、
半分は相手にゆだねられていることだから。
自分で頭っから、「こういう恋愛が私のパターン」って決めないほうがいい。
たとえば、「尽くすのが私のパターン」とか、
「友達感覚の付き合いじゃなきゃだめ!」とか、
「あまりべたべたしたくない」とか、ね。
もちろん、相手に対する好みもね。
顔の好みはもちろん、職業、学歴、性格も含めて。
よく、「恋愛経験が少ない人ほど面食いになる」と言いますが、
(逆は真ならず。面食いだから必ずしも恋愛経験が少ないわけではない)
確かに、恋愛経験が少ない人は、何かと相手への好みがうるさいですね。
ためしに周りの人に聞いてみると分かります。
「こういう人で、こういう見かけで、こういう性格で・・」と
こと細かに好みが決まってる人ほど、
恋愛経験は多くないです。絶対です。
そして、「えー・・・案外好みのタイプってないですよ?強いて言うならやさしいってこと?」くらいのざっくりした返しをするのは、モテる人だったり、恋愛経験が多い人。
じゃないかと。
つまり、そういう人は、可能性を自分で狭める馬鹿馬鹿しさを知っている。
自分に合うか合わないかは、類型では決められない、
合ってみて付き合ってみなきゃ分からない、
そういう鷹揚さがある。
ま、とりあえず、つきあってみるか。
そういう感じがある。
だって、どんな人が合うかは、付き合ってみないと分からない。
だから、付き合う前から、
勝手に妄想して、
こんな感じでつきあって~こんな2人になって~結婚して~と
あれこれ考えるよりは、
さくっと付き合ったほうが手っ取り早いし、
どんなものかが分かる。
そして、その人は、しょせん、その人でしかない。
別に、その人がダメだから、似た人全部がダメってことじゃない。
そう割り切れる。
それはね、経験をかさねていけばいくほど分かりますよね。
一度うまく行かなかったからと言って、
これから全部同じような理由でうまく行かないかどうかは分からない。
甘えん坊にしたら嫌がられたからって、
次の人では大丈夫かもしれないし。
一度失敗したからって臆病になってないで、
次の人にトライする。
だからね、断られてるのに、同じ人に何度もアタックするのは、
私から見れば時間の無駄。
一度落とされた会社をしつこく受けに行くようなもの。
大学受験じゃないんだから。(爆)
何度も受ければ何回目かで受かるってもんでもない。
一度ダメなら、今はその場所(会社であり彼)には必要とされてない人材ってこと。
何度も同じ自分でトライしてないで、
別の付加価値をつける(就職だったら、手に職つける、他で実績をつくる。恋愛だったら他の男子と付き合って女子力を上げる。モテてみる)など、
もとの自分ではない自分に生まれ変わらないとあたるだけ無駄です。
そして、そうこうしているうちに、
もっといい条件の会社(男)が出てくるかもね。
そっちのほうが自分の未来設計はばら色かも。
そういうときは、躊躇なくそっちにする。
もしも、いま、A社とB社が同じような業績であって、
A社に落とされたからって、そこにこだわって、B社の内定蹴りますか?
んなわけないよね。
でも恋愛では、
何かと、落とされたショックで固まって、せっかくのB君も振って、
ただただA君にトライし続けちゃったりする。
無駄です。
人生の無駄です。
どうしてもいつかAに行きたくても、
今はBで経験積んで、人間的に付加価値つけて、
そんでA社に転職すればいい。
恋愛は就職といっしょです。
永久就職しない限り、
いつでもランクアップ、転職は思いのまま。
ただ、今自分がいる場所を、いい環境だと知っておくことも大事だけどね。
ところで、
就職活動と言えば、
自分をいいこちゃんに見せたくなる学生が大爆発して、
就職面談なんかしていると、
それこそ、「海外を放浪してた人」か、「サークルで中心的役割をしていた人」しかいなくなっちゃうんですが。(爆)
そんな表面的で誰でも出来そうなこと言うなら、
もっと自分だけにしか言えない話をしたほうがいいのにねって思う。
こっちは別に、
「君の一番すごかったこと」を聞いてるんじゃなくて、
「君が一番すごかったこと」を聞いてる。
つまり、
自分の中では、一番すごいなって思うことが「海外放浪」だとしても、
他の人と比べれば、そんな人はいくらでもいる。
それよりは、他の人と比べれば、「毎日メロンパンを食べ比べててどこの店のか当てられます。」というほうがはるかにその人らしかったりする。メロンパン界ではその人が一番だ。
極端に言うとそういうこと?
自分の中の一番をアピールしてもしょうがなくて、
他の人に比べて自分がすばらしい部分を、きちんと把握しておくこと。
これが就職活動の基本。
つまり、正しく自分を売り込むこと。
別に、海外放浪=英語力達者(のかな?)よりは、
メロンパンマニア=集中力、情報整理能力がある。を高く評価する会社はあると思う。
考え方、価値観を一辺倒にせずに、
ありとあらゆる可能性を持って、深く考えれば、
自分の中のこだわりや良さが、急にいきいきと見えてくることがある。
ただただ従順でかわいい女の子、と判で押したような子でいないで、
少しでも、自分らしく、自分しかないものを
素敵にラッピングして見せてあげること。
それが恋にも効くのだと思います。
最近結婚を決めた女友達も、
とってもファニーな子で、
「私・・・理系マニアなんです!!!」と恥ずかしそうに言ってました。
理系っぽいものが好き。なんだって。(笑)
理系の男の子を好きになって、博物館とか技術館とかそういうのに通ってるうち、
彼女の地の変な部分が炸裂して、
すっかり彼と意気投合。ついには1年で結婚が決まりました。
ホント、見ててほほえましいカップルです。
そういうのって、
おしとやかで、デートは遊園地で・・って女の子よりずっと、
男の子からしてみるとイキイキして見えるんでしょうね。
「こんな子もう出会えないかも!」って。
男は、「この子を離したらもう二度とこんな子には会えない」と判断したときだけ、
その子を得るために動く。
その彼だって大変な奥手だったけど、
最後は彼のほうから告白して付き合った。
逆に、
「こういう子だったら、この先も会うだろうな。まぁ別に急いでこの子と付き合わなくてもいいな」って思えば、それまで。
グレーを引っぱった挙句フェイドアウト。
もしくは、生殺しのままダラダラ。
それは、決め手がないの。
どっかに行ってしまったらどうしよう、
今つなぎとめておかないと!
っていう希少価値が彼に見えてない。
他の女の子と変わらない、と思われてる。
何度も書いてますが、
好きだと言う気持ちだけで勝負しようとしている女性の皆さん、
それは大間違いよ!
好きになったんだから好きになって!っていうのは、言ってみれば、
「あなたの会社が好きです。入れてください。」って言ってるようなもの。(爆)
好きだからなんなのよ?
その気持ちを告白したからって、
魔法がかかって、彼はこっちを向いてくれる?
彼女がいないんだから付き合ってくれるんじゃ?とか思ってる?
そこまで、「好き」という気持ちには魔法の力はありません。
「好き」は、「好き」でしかない。
言えば何もかもうまく行く呪文の言葉ではない。
たくさんの中から彼を見つけたのはでかした。お手柄です。
でも、そのあと彼に好きになってもらうのは別問題。
「こんなに好きなんだもん好きになってくれて当然」とは思ってないですか?
そうじゃないの。
彼に、好きになってもらうの。
彼に、自分はとっておきのお宝だと思ってもらうの。
他に渡したら惜しいぞ!って思ってもらうの。
さぁ、今のままで大丈夫?
そして、どんな会社でも受かるオールマイティのカードを持ってる一握りの人間はいます。そういう人は会社を選び放題。どこでも好きに決められる。
そして、会社はつねにそういう人材を嗅ぎ分け、夢中になって追いかけるのです。
恋愛に置いても、そういう女性になりたくないですか?
大事なのは、他の人と同じでないこと。
自分らしく、自分だけの価値を見つけること。
それを磨くことではないかと。
それは自分を丸ごと愛してなければ決して出来ないと思うのです。
自分さえ、自分らしくしていれば、
そして、門戸を大きく開いていろんなところへアピールしていれば、
いつかしっくりくる場所から声がかかります。
就職活動も恋愛もおんなじ。
自分を売り込んで、高い値段で買ってもらうから。
そして、一番しっくりくる場所を探さなきゃいけないんだから。
そうだなぁ、
いうなれば、不倫は、
自分の能力を自分で低く見積もって、
条件の悪い場所で働かせてもらっているようなもの。
それなのに、ある日不当に解雇されました、みたいな。(;´Д`)
せっかく東大出だったのに!!!何で??!!!みたいな感じでしょうか。
やっぱりもったいないからやめよーね。