サイトアイコン 恋はいばら道

見込みを読めるかが運命の分かれ道

JUGEMテーマ:恋愛/結婚

私はあるとき思ったのです。
好きって感情はどうして生まれるのかな?
それって、必ず、
「あの人私のこと好きなんじゃない?」ってちょっとでも思ったから、
気になり始める。そういう道を通ってる。
これっぽっちもこっちを見ない、興味もない、話もしたことない、
そんな人を好きになることは、
それこそ中学生だったらあるかもしれないけど、
ただただ一般の皆さんにやさしいだけの男性を見て、好きになるのは、
恋愛経験がほとんどない場合はあるかもしれないけど。
普通はさ、
「あれ?もしかして彼私のこと好ましいって思ってるんじゃない?」から
恋は始まる。
そして、恋の終わりも。
何で苦しいのか。
それは、
彼が私を好きだった、その記憶があるから。
彼はまだ私を好きだったんじゃないかな?
その可能性がほんのひとひらでもあれば、
苦しい。せつない。思い切れない。
あんなに好きでいてくれたのに。
たぶんまだほんのちょっとは思いが残ってくれてるのに。
なのに、どうして別れなくちゃいけないの??
もしくは片思いで振られた場合。
つきあえないっていうけど、
でもあなたは私を少しはいいなって思ってんじゃないの?
ほんの少しは、かわいいな、いいなって思ってくれてたんじゃないの?
彼の目の中に、自分への愛情をほんの少しでも見つけてしまうから、
思い切るのが苦しい。つらい。
私はそれを、
愛情の貧乏性、と呼んでいます。(爆)
相手のなかのほんの少しの好意を、
取り立てて見てしまう。
自分を好ましいと思っている、と思ったとたんに、
執着し始める。
もっと大きな好意になるんじゃないかと夢を見る。
でも、私は、
この、好意の大きさをきちんと判別できないことが、
恋愛における勝敗を分けるものだと思ってる。
つまりね、
恋愛に不慣れな人ほど、
好きか嫌いか、二通りにしか考えてないものなんです。
ゼロか、100か、
好きか、嫌いか。
白か、黒か。
デジタル表示みたいに、答えは二つだと思ってる。
だから、ちょっとでも好意を見てしまうと、「あの人は私を好きだ」と翻訳してしまう。
でもね。
実際はどうか。
割り算の余り、みたいなもので、
割り切れない、33とか、29とか、そういう感情が、存在するのが自然です。
人間は、好きか嫌いかではなく、
ちょっとは好き、とか、
だいぶ好き、とか、
あまり嫌いじゃない、とか、
そういう判断の中で生きているのです。
つまり、相手の目の中に好意を見るとしても、
それを、「好き」とざっくり捉えるか、
「22%の好き」と捉えるか。
それでこっちの出方は全然ちがうの。
もしも現在「22%の好き」なら、90%以上の「好き」に持っていく必要があるし、
もしかして彼にはもうすでに、97%好きな彼女がいるかもしれない。
人間の好きの%は、足して100%でもありません。
ある人は、
22%を3人、45%を1人、97%を1人、持ってるかもね。
男はグレーをいっぱいつくるって書いたけど、
22%の好きでも、親切にするのが男子です。
私たちだって、ちょっといいかな?くらいの男子友人に、
かるーく22%の好きくらいで接することあるでしょ?
それが人間なんです。
なのにさ、
22%の好き、でも、
「彼は私は好きかも知れない」って思い込んじゃうと、
いろんなことを見誤るんです。
ずーっと執着しちゃったり、
見込みもないのに思い続けたり。
私はね、過去に経験があるの。
しかも、ずいぶんそういう見込みがあるかないか、
見る目が養われたころにね!
私の目から見たら、彼は私を80%以上は好きに見えた。
メールもくれたし、
デートもしたし、
手もつないだ、いろんな話をした。
かわいいね、好きだよって言ってくれた。
でも。
彼の好きは、40%くらいだった。
出力が分かりにくいだけで、(;´Д`)
彼は誰にでも、80%以上好きに見せる男だった。
私は、告白などしないけど、
少し押してみて、向こうがやんわり引いたのを見て、
思わず目を疑ったけど、すぐに悟った。
「彼は、私を好きだってわけじゃないんだ!」って。
びっくりしたし、本気でガッカリした。
嘘でしょって思った。
そしてしばらくあきらめがつかなかった。
でもあるとき気がついたの。
何であきらめがつかないかって、
要するに、
彼が私を好きだって少しでも期待してたから。
彼も私を好きなはずなのに。
あんなにやさしくしてくれたのに。
それで期待してしまった。
彼の瞳の中に、私への好意が見えるから。
まだなお、見えていたから。
がんばれば、その好意をもっと増やせるんじゃないかって。
(;´Д`)
でもね。
がんばって、できる限りのことして、
サインも送って、
それで彼が手を出さなかった、
私を選ばなかったのは、
それが彼の結論なんだよね。
彼は確かに私を好きだったでしょう。
人間として。
40%くらいとして。
でも、それは、付き合うために必要な点数には満たなかったわけだ。
人間には、そういう合格点がそれぞれあって。
そればっかりは、いくら外から言っても無駄。
本人がジャッジすること。
彼には、たぶん、99%の点数をつける女性しか必要ではなかったんだと思う。
その後彼女が出来て、その話を聞いて、
心穏やかに、そう思えた。
彼の理想に満たない女性への「好き」は、
けっきょく、ただの「好き」でしかないんだな、と。
でも、その好きは嘘じゃない。
確かにそこに存在してる好きなのです。
「好き」があふれている彼のような人間にとって、
好意は、当たり前のように周りに存在しているのです。
私は彼のことを今でも思い出すと心がぽっとあったかくなります。
私に好きってことの意味を教えてくれた人。
この世にいろんな好きがあることを教えてくれた人。
私はいまでも彼のことは、
好きです。
55%くらいで、かな?(笑)
だからね、
いま好きな人がいる人は、
一度、よ~く考えてみて欲しい。
彼は、どれくらいの好き、なのかな。
好きってことだけに惑わされてないかな。
好きには、割り切れない、いろんな好き、があるんだよ。