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理想の夫婦

立て続けに、ちょっと雑談。
最近、知り合いにいただいて読んだんですが、
これがも~~~~読んでるだけでhappyになる本だったので、
ちょっと紹介しようと思いまして。

『Dear My Life』(森冴子)

誰か有名人かっていうと違います。

でも、普通に結婚して、子供生んで、それで満足しなさい。
という時代に、その先の自分の生き方を考えて、
「違う!私は私の人生を生きなきゃ!」と思い立ち、自らの手で人生を切り開いた
一人の女性の半生記です。

もちろん作家でもないし、エッセイストでもないので、
何か人生のヒントとかくれるわけではないです。
でも、人間は、その人生こそが作品なのだと。
その人生をつづることが何より雄弁に、その人の言いたいことを表すのだということを、
この本は、思い出させてくれます。

実は、この旦那様が知っている方なのですが、
本当に素敵な人で、本を読んだらますますも~惚れこんでしまいそうな男っぷりなのです。
「あ~こんな男性が世の中にいるんだから、
私もそういう男性に見つけてもらえるようにがんばって生きなきゃね!」って思います。
二等辺三角形の法則ですよ。

いい男に出会えるには、
いい女にならないとね。

世の中には、結婚してからもずーーーーっと、お互いを尊敬し合い、
助け合い、愛し合える素晴らしい夫婦がいるんだ。
まさにそれって最近の私の課題だったので、
つまり、「刺激し合いながら、助け合いながら、それでも一人ひとりの人間として生きる、
そんな結婚をしたい」って。
でも、どこかで、「そんなの理想論だろうか。私の夢妄想なんだろうか」って思うこともあって。

そんな中で届いた一冊の本。
まさにノンフィクションの、ご夫婦の軌跡。
それが私の求めて思い描いてた姿そのまんまだったので、
本当に、びっくりしました。
「そう、そういう結婚を、したいんだ!」って。
最後は、目頭を熱くして読みました。

まるで神様が、
「自分を信じて、理想を追いかけていいんだよ」って
本を通じて言ってくれてる気がした。
ちゃんと私の求めている結婚の形を実現してる人がいるんだよって。

どうして、思いあう人の姿はこんなにも心に染み入るんでしょうか。
その奇跡に触れるたび、
心揺さぶられるのでしょうか。

本の中にありました。
「それで君はこの先どう生きる?」
旦那様が奥さんに言ったセリフです。
このセリフを奥様に言える器量を持った男性が、この世に何人いるでしょうか?
そして、そう言われるにふさわしい生き方と、力をもった女性だからこそ、
そういう男性に出会えたのだと思う。
そういう関係を、私はとても素晴らしいと思うのです。

読み終わって、
「ラッキーだなぁそんな男性に出会えて~」っていう卑屈な気持ちにならなかったのは、
たぶん主人公の女性が、それにふさわしい女性だからです。
むしろ、背筋が伸びた思いです。
新しい、自分の目標、理想ができて、
私はしあわせです。

そして、そんな人に巡り合える、この自分の人生の幸運を、
神様に感謝したい気持ちです。
もしも興味があったら、皆さんもぜひ。