部室のほうの質問でありましたが、
出会いがないのが悩み。
自分には落ち度はないのに、いい男に出会えない。
というもの。
それはね。
まず「いい男と出会いたい」っていう基準がいい加減だからなんじゃないかなぁ?って思う。
大体、どんな男?いい男って。
私は、好きになった人がいい男。
私が過去付き合っててたぶん一番好きだった人は、
一番モテない人でした(爆)
そんなのどーでもよくて、
私にとって、その人がとても素敵な部分を持ってたら、
私には最高にいい男。
逆に、
スマートで、ハンサムで、仕事ができて会話が上手で。
そんな人は、「素敵ね」って思うし、ぽーっともするだろうけど、
付き合いたいとは思わない。
私が好きになるのはいつも、
どこか人間臭くて、正直で、少し不器用で、
そして一生懸命生きてる人。
自分なりの価値観があって、他人を受け入れる賢さがある人。
夢がある人。
笑いがある人。
変な人。
そんな人間として「面白い!もっと知りたい!」って思える人がいい。
いっしょにいて退屈しないような。
それって私の価値観であって、
別に、一般と違っても全然気にならない。
私は周りに感心されるために恋愛するわけではないし、
皆に羨ましがられたいから結婚するとか、まったく理解できない。
私は私の魂が、
ほっと息がつけるために。
私が存在していることをいっしょに喜んでくれる人がいる奇跡を、
感じるために。
誰かを理解したい、というせつない望みを少しでも叶える努力をするために。
いっしょにいることで自分が少しでももっといい自分になれるために、
恋愛をしたいんだと思うし、
この先結婚したいんだと思う。
そして、そのたった一人の人に出会うために、
私は毎日自分を少しでも良い状態にしたいと思う。
二等辺三角形の法則ですね。
少しでも上に上がれば、もっと素敵な人にちょっと近づく、
ちょっとずつ上がっていけば、どんどん距離が近づいて、
最後は出会えるの。
前も書いたと思うけど、
出会いがないとか、
周りの男が大したことないってぼやくのは、
自分が=その程度の位置にしかいない。今のところ。ってこと。
付き合う人のレベルは、そのときの自分のレベル。
周りの人がいまいちなのは、
自分がいまいちだからです。
そして、
自分がどんな人を「いい男」と思ってるかの明確な物差しもないのに、
ただ漠然と一般の風評にしたがって、
ステレオタイプな「いい男」を追い求めたところで、
それはあなたの登るべき二等辺三角形の上にはいないかもしれない。
本当に必要な男性も分からないのに、
やみくもに、
「皆がうらやむようないい男を捕まえなくては!」って思うのは
労力の無駄。
間違えた地図を見ながら歩き回っても、
行きたい場所には一生たどり着けないよ。
いや、もう分かってるんです。
私にはやさしくて思いやりがあって、仕事にまじめな男がいいんです!
って思っても。
それさえも、
本当か?と考えてみてください。
実際そういう人が本当にいませんか?
ときめかないだけで、
まじめで穏やかな優しい男なんか掃いて捨てるほどいますよ。世の中には。
でもその中で、
「自分がときめけるくらい、かっこよくて、尊敬できて、しかもお金も持ってて・・」とかって
勝手な項目が追加されてるから、
なかなかいない!!!ってなるんじゃない???
ときめきたいなら、
ときめきに向いた男を探せばいい。
それは、まじめとは両立しないかもしれない。
ホントにまじめでやさしい男を本気で探しているなら、
周りにいる、ちょっと目立たないけど、要領が悪くて仕事では損してることが多いかもしれないけど、実は誠実で同性に慕われているような、
そんな人を見直してみるのがいいと思うのです。
「いい男がいない」「いい女がいない」というのは、
単に、
本当にいい男、いい女を、
見抜く力がないだけなのかもしれません。
出来上がったいい男やいい女は、
それはとっくに売り切れてます。
そんなのを努力もせずに手に入れられると思うのが間違いよ。
まず自分の男選びの目を見直したほうがいい。
うわべだけで判断せず、
もっと深く人を理解できれば、
実はどんな人も、素敵な部分を必ず持っていて、
それが自分の持っているどこかに呼応する可能性があることを
知るかもしれません。
そして、
すべての男性はひとりひとり違う。
その違いこそがすばらしくて。
だからこそ、いくつになっても
人を好きになると、新しい問題にぶち当たり、
新しい発見をするのですよね。
それなのに、
自分の好みではない、と勝手に判断して値踏みするから、
本当に価値のある男性も見落としている可能性があります。
女子にもよく言うことですが、
自分の魅力に自分が懐疑的な人間は、
どうしても発している空気が、「魅力なし」というラベルになります。
そして、モテてこなかった男性などは、とくにこの、
「俺は魅力ないんだ」オーラを身にまといがち。
ついでに男子のほうがプライドが高い分、とてもセンシティブですしね。
でも!
本当に魅力ないわけではないのです。
本当はよ~く話してみると、
すごく頭が良かったり、
優しい人だったり、
面白い人だったり、
思わぬ男らしさを持ってたりする。
それを知ると、
「あぁこの人は自分のセルフイメージが低いだけで損してるだけの人だったのね」と思う。
そして、そういう人ほど、
一度付き合ってみると、自信がついてきて、
みるみる素敵な男性に変身したりもするのです。
だから、
いい男を見抜ける目があるかないか。
これも女性が幸せになれるかどうかを決めているんだと思う。
だからと言って、へんな男にだまされつづける女性は、
一生そのまま駄目なのだ、と言うわけではなく。
どれだけ自分の選び方に意識的になるかで、
すべては変わるんだと思うのです。
そして何より、
大事なのは、
「出会いがない」と思う前に、
自分が偏見にとらわれてないかを考え直すことです。
素敵な既婚者にばかり目が行き、
周りにいる独身の男性を見下したりしていると、
確かに「もう出会いなんかない」でしょう。
でもさ。
出会いなんてどこにでもあるんだよ。
良く行く店の店員さんだろうが、
郵便屋さんだろうが、
旅先の電車の隣に座った人だろうが、
宿のお兄さんでも
何でもいい。
どこでも、いつでも、
すべての男性に目を向けて、
その素敵な部分を見るようにしていれば、
生活すべてが出会いの場ですよ。
私は確かにもうアラフォーです。
でも、相変わらず、
独身の素敵な男性に出会いまくってます。
デートもします。
メールももらいます。
話しかけられるし、
友達にもなる。
そしてそれは私が一般に派手な職場にいるからだけではなく。
(むしろ職場の男は若いうちにぜんぶ売り切れてるから)(;´Д`)
全然関係ない、趣味の場だったり、旅先だったり、友達の紹介だったり。
へたすりゃ飲み屋で隣に座っただけで仲良くなったりとか。
そんなのしょっちゅう。
それってさ、
「出会いがない!」って思わずに、
「出会いがいっぱいあって楽しい!」って思って生きてるからだと思う。
時には、すごい勝手に「素敵~」って思ってて、
いきなり結婚されたりもありますよ(笑)
それは当然起こります。
でもそれすらも、
ひとりに片思いして悶々としてるのではなく、
どんどん素敵な人に出会い、
ドキドキわくわくしているから、
その中の一つとして、ちょっとしたせつなさを楽しむだけで終わる。
これって大事なこと。
勝手に素敵な男性を思いこみ、「この人でなければ愛せない・・」なんて思っちゃってもさ。
でも向こうに思われなかったら、その時点で、
その人は違うんだって。
相手が自分を、
求めてくれない時点で、
その人は、
運命の相手ではないんだよ。
それなら、
どんなに素敵な人だろうが、
自分の探しているたった一人ではないわけだから。
ほかの女とグラグラしている男もね。
そういうこと。
ほかと比べられる程度の相性なら、
もういっそいらないよ!って思ったほうがいいよ。
そんな男のセンチメンタルに付き合ってるのがもったいない。
だってこの世には、
本当に素敵な男性がいっぱいいるんだもの。
大事なのは、
最後の一人を見つけることでしょ。
そこまでは、突っ走って行きましょうよ。
短い恋愛人生、悔いないようにね。
出会いなんか、あるなしじゃないのよ。
そこにあるのを気づくかどうか、ですよ。