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忙しい男のその後

ども!
私自身は、最近は割とまともな人間の生活をしているので、
まったく関係ないんですけど。
実はこないだ、仕事盛りの30代で、超忙しい男子たちと飲み会があったので、
その時聞いた話について書きます。
彼らは、まさに、20代の頃の私がそのまま続いてる感じで。
毎日、土日も、朝まで仕事、
仕事が夜中終わると、ストレス発散に、仲間と朝まで飲み。
家にはいないし、家事どころか子育ても奥さん任せ。
で、見事に、全員家庭不和。
彼らが口をそろえるのは、
「嫁が怖い」
「嫁がきつい」
「嫁といっしょにいたくない」
そんで、その日もなんだかんだで、私は先帰ったけど、
ずーっと遅くまで飲んでたそうな。
その話の詳細を聞くだに、
まー、当然、冷たく当たられる彼らに同情もするけど、
奥さんにもっと同情した。(爆)
そりゃさ、
他の人を見たら、なんだうち、って思うよ。
なんで子育て1人でやらなきゃいけないのって。
確かに、朝まで働いて金稼いできてくれる。
ほかの家庭よりは楽だし、専業主婦でもいさせてもらえるんだから、
ありがたい。
でも、なんで仕事終わってからさらにまた飲みに行くの?
土日くらい、さっさと帰ってきてもいいんじゃない?
40近くなったんなら、仕事くらい断れないの?
なに、そんなに楽しそうに、自分ばっかり仕事で自己実現してるわけ?
まー、おそらくこういう発想から。
当然ですが、奥さんは、ツンケンするわな。
彼らの1人が言ってたリアルな話としては、
「こっちが普通に会話してるのに、向こうはつねに喧嘩腰」
うーん。分かる。なんかすごい想像つく。
(自分の母親がそんな感じで父親に噛みついてたことがあったから)
しかしさー、客観的にどっちの立場も分かる、という目で見ていると。
男サイドからしてみれば、
そんなおそろしく不機嫌できっつい奥さんが待ってると思うと帰りたくもなくなるね。
「あら?帰って来たの?珍しすぎて、ご飯用意してないわー」とか
嫌味言われたら、「なんでい!!!!!」ってなるもんね。
これ、聞いてて何か思い出しません?
そう、不倫男の訴え、「奥さんが冷たい」「仕事で疲れてきたのに、ご飯も用意してくれない」
ってやつ(笑)
こういう男が、思い余った怒りと、欲求不満と、愛されたい願望がないまぜになり、
他の女の子にちょっかい、となるんじゃないでしょうか。
実際、仕事が忙しい既婚者で、奥さんに冷たくされてから浮気してない人は珍しい。(当社比)(;´Д`)
で、
女性側の気持ちは、さっき書いた通り。
旦那さんに、大事にされない。
旦那さんは自分のことばかりで、
まったく家族も妻のことも顧みない。
せいぜい子供だけはかわいがるけど、
その世話で必死の嫁は?ほとんど無視。
さらには、最近、よそに女の気配すらする。
もう、こんな生活耐えられない!
ですよね。
んー、でもさ。
私は、女子側なので、あえて言う。
男が、そんな男だって言うのは、
結婚前から分かってたでしょ?
って。
忙しい男が、
付き合ってる時からすでに猛烈忙しかったであろう男が、
素敵に見えて、高給取りで、聞こえもよくて、将来安泰、と思って、
ちょっと目をつぶっちゃったんじゃない?
いや、もちろん、男性のほうも、恋愛中はそうでなかったのかも。
彼女を大事にしてたかも。
いやでもなー、、、
私は彼らが若いころから知っているけど、
彼らの生活は、元々そんなに変わらないのよね。(;´Д`)
昔っから、朝まで仕事、仕事したら仲間と痛飲。それは変わってない。
だから、
彼らにしてみれば、
「変わったのは彼女(嫁)」ってことなんだろう。
で、私が今日何を言いたいかと言うと。
何度か書いたことですが。
「忙しい男は覚悟せよ」
つうか、本音では、
「忙しい男は、やめとけ」です。(爆)
忙しい男、と言ってもいろいろいるとは思うけど、
とにかく、仕事が何より最優先、
別に苦しんでやってるというよりは、自ら忙しい状況をこのんでトライしてしまう。
仕事に自信、やりがい、もしくは多大な義務感があり、
何を置いても仕事での成功を取ってしまう。
という人。
そして、その中でも、
仕事と恋愛(家庭生活)だったら、迷わず仕事を取るタイプ。
結婚したら、子供ができたら変わるんじゃないか?
なんて、幻想ですよ。
信じないほうがいいですよ。
どんなに忙しくても、家庭を第一にする男だって、世の中にはごまんといる。
それは、結婚する前から、分かる。
私は、忙しい男の気持ちも痛いほど分かるし、
仲間だし、自分も男だったらそっち系だったかもしれないので、(爆)
やめろ、と言うのも悪いんだけど。でも。
私だったら、「忙しい男」は選ばない。
(自分自身が忙しい系だからかもしれないけど)
普通に、家庭を持って、
普通に、暮らしていきたければね。
でもさ、好きになっちゃったんだもの、
素敵なんだもの、
あきらめきれないの、
あの、忙しい男を。
という人もいるんでしょう。
事実、私のまわりにもそういう女子、います。
その場合はさ、
何度も言うけど、
いっぺん頭冷やして考えろ!
自分の人生、もういっぺん。
たった今だけの、「素敵」なんて感情で、
一生苦労していいのか?
自分が、忙しい男と添い遂げられる器量があるのか?
たとえ1週間2週間会社に泊まりで、
しかも帰ってきたらやさしい言葉もなく、イライラ当たり散らされて、
そんな生活でも、自分が気にせず、どーんと構えていられるのか?
そんな彼を抱きしめて、「お疲れ様!」って頭なでられるのか?
ねえ?
マジで、そんな苦労できる?する気あるのかな?
そりゃ、忙しい男は、仕事もできて、カッコイイかもしれない。
お金も十分に稼いでるかもしれない。
付き合い始めは、やさしかったかも。情熱的だったかも。
でも、
人間、何もかもパーフェクトな人間などいないです。
そこを取るなら、どこかは落とさなきゃだめです。
彼が忙しいなら、自分は、その忙しさをサポートできるような人間であるべきで、
彼の忙しいことを非難するような人間ではダメなんです。
それは、忙しい彼の全人格を否定することになるんだから。
では、
家族を顧みないような男、許せますか?
そんな男にやさしくできますか?
というでしょうね。
そりゃ、私は無理っす!笑
私は、どっちの面も見てますが、
子育てに関しては、断然女性の味方です。
あんなに大変なものをたった1人に押し付けて、
孤独な戦いに放り込んで、金さえ払えばいいんだろなんて、許せない。
もちろん、子育て経験ないけど。
妹とかがものすごく苦労してるの見て、
「仕事が大事か子育てか、なんて愚問だよなー」って素で思った。
昔と違って、周りのサポートもないし、
ホント、孤独で、精神的に参っちゃうよね。きっと。
世のお母さん、マジで尊敬してます。
ほんでもさ、
男がその気にならないのを、無理やりやらせるのもむりだよねー。
そういう世の中なんだもの。
そういう教育受けてんだもの。
だったら、
なるべく結婚する前に、
無理かもしれないけど、
できるだけその男が、どんな人間なのか、
この先、結婚したらどんなふうになって行くだろうか、ってことを、
決して甘く見積もらずに、よーく見ておくべきなんだよね。
もしも、忙しいからって簡単に放置したり。
自分の都合でばっかり連絡して、こっちの要望にはまるでスルーだったり。
彼自身の家族からの頼まれごととかをどれくらいやってるか、だったり。
そういう普段のふるまいを注意深く見て、
惚れた弱みの色眼鏡は外して、
正しく自分に見合っているかを、見極めるべし、です。
忙しいと言っても、千差万別。
浮気しないで、ひたすら奥さんLOVEな人だっていますし。
そういう人は、なんだかんだで、奥さんも受け入れて、応援してくれてる。
いや、どっちが先なんだろね。
鶏が先か、卵が先か、だよね。
奥さんが理解があって、「しょうがないね」「がんばってね」と言ってくれるから、
おうちに帰るのかもしれないしね。
でも、どんな人も、
最初は、別に、奥さんとそんな関係になりたかったわけじゃないと思うんだ。
浮気なんか、必要なければしないと思う。(もともと女タラシは別として)
結局、かけちがったボタンなんですね。
どこかでかけちがったボタンが、どんどん間違っていく。
最初は小さないさかいが、
段々修正できなくなっていく。
結婚してるんだから、いいでしょう?という甘えが、
お互いに積って行く。
だから、なるべくそうならないように。
付き合ってる今、
もしくは、好きだなーって思ってる今から、
ホントに自分はその男で、人生やっていけるのか?
考えたほうがいいですよ!
何度も言ってるけど、
恋愛ってのは、結婚相手を探すためのステップです。
ただ好きで、振り回されて、傷ついて、でも忘れられない、とか
その経緯に夢中になるのもいいんだけど、
どこかで必ず、
「この人と一生いっしょにいたいのか?」「自分が望んでいる人生はこの人の隣にあるか?」という
視点を持つといいと思うんです。
そういう視点を持った途端、
それまでの嵐のような想いや、執着が、
ウソみたいに消えることがある。
「あーそうか、これは恋ではあったけど、恋でしかなく。長く続く関係ではなかったんだな」と、
肩の力が抜けるはず。
忙しい男を、理解してあげられなかった・・・と後悔する人も多いです。
「もしも私さえ、あの時受け入れる余裕があれば」と思うことも。
でもね、別に、
理解してあげる必要なんか、なかったのかもしれないよ。
別に、彼らはそんなことさえ望んでいないのかも。
ただほっといてくれて、たまに会える時に明るくやさしくしてくれて、
その人が自分のやりたいことをどんどん勝手にやっていてくれれば。
忙しい男と付き合える「タマ」かどうか。
これは、もう元々持ってる素質だとすら思うんです。
忙しい男を、空気のように思い、
気にせず、怒らず、受け入れる、
そして自分も好き勝手に生きていく、
それには相当な自我と、タフネスが要る。
そういう女子もいるし、そうじゃない人もいる。
別に、どっちかが正しいわけじゃない。
大事なのは、自分が、どういう人生を送りたいか。
それに尽きる気がします。
誰にも縛られず、
自由奔放に生きたいのか。
あったかい家庭で、つねにいっしょに行動する人生がいいのか。
自分自身も夢を追いかけつつ、
伴走してくれるパートナーがいいのか。
それは、自分が決めること。
自分だけが決めること。
そして、自分で決めていいこと、です。
私も、付き合う人によって、いろいろ人生設計変えたりした時期もあった。
でも、最後は、
人によって人生を変えようとしてるからダメなんだ、
自分がどう生きたいか、が先にあるべきなんだ、と気がつきました。
そして、それを固めたころに新しい人に巡り合えた。
誰かの人生を基準にしないで。
その人ありきの人生に、自分が期待するんじゃなくて。
自分の人生は自分。
自分でハンドリングするべきだと。
そのうえで、忙しい男も、自分の人生設計にピッタリだ、というのなら。
その時は、迷わずGO、でいいと思う。
多大な覚悟をしたうえで。
好きだ、とか、あこがれ、とか、
そんな恋の気持ちだけで、
相手を選んでちゃダメだってことですよね。
恋愛はいい。
そこまではいくらでも。
でも、もしもその先を望むなら。
好きだと言う気持ちがお互い薄れ、
人間としてのむき出しの状態で、
他人同士向き合って、
喧嘩もし、自我がぶつかり合ったその時に、
本当に、それでも彼で、いいのか。
そういう視点は大事だと思います。
私もさ、好き!って思ってる間は、ホント、いろんなものが見えなくなって、
なんだって我慢できるように思えて、
彼のためなら、自分を曲げても・・って思っちゃったりする馬鹿な女なんですよ。(;´Д`)
でも、そんな自分を知ってるから、いつも警戒してます。
彼のために無理をするのは、
いつかきっと破たんする。
無理だと思わないこと以外は、
好きだと言う熱情だけで、カバーしてはいけないんだって。
つねに、目線は10年後。
2人に倦怠期が訪れて、
私もすっかり美しくも若くも(すでに若くないけどさ)なくなって、
お互いが当たり前になってしまったある日。
私は彼を、どんなふうに想っていられるだろう?
彼が私を、女だと思わなくなり、家族だと思い、
何の気遣いもなくなったその時に。
彼を、心の底からいとおしいと、いまと変わらず思っていられるだろうか?
その問いは私の頭につねにある。
その問いに耐えられるだけの、
2人でいられるか?と考える。
どんなにいま、ラブラブで、うまく行ってても、
油断は禁物。
何が起こるか、時間が経ったあとのことなど分からない。
だからこそ、
この今、できることを大切に。
いまの想いを大切に。
そして、少しでも、変質していかないように。
自分自身も。彼に対して。
難しいですね。
私も分かりませんもん。自分が、10年後、どんなふうになってるかなんて。
私が話をした彼らだって、
10年前は、ラブラブの、眩しいくらい幸せそうなカップルでした。
惚れあって、望まれて、結婚してました。
何が、彼らをそんな風に変えたんだろう。
どこかで回避する方法はなかったのか?
もう今更なんだけど、そんな風に思った。
変わって行ってしまうものだからこそ、
変わって行っても、どこへ行っても、
自分の大事なものだけは、
失わないでいたい。
まっすぐ、芯に持っているべきものは。
なんだか結論というものもなくとりとめなくなってしまいましたが(;´Д`)
あまりに、悲しい話だったので、
今日は、ちょっと「その後」の話をしてみました。
忙しい男に胸を痛めてる人は、
一度冷静に考えてみてくださいね。
本当に、その男でいいの?って。