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男に集中しなければ恋はうまくいく

私も昔はそうだったし、
たぶんここに記事を読みに来ている女子たちはみんな、そうだと思うんだけど、
恋に集中するタイプ、ですよね?
好きな人に気持ち全部集中して、
彼のことで、ソワソワぐずぐずして、
他のことも手につかないこと、よくあるよね?
私も、まさか、恋がうまくいかない原因が、
自分の、この、集中力にあるのだということは、
30過ぎるまで分からなかったし、
それに対処できるようになるまでに、さらに数年かかりました。(;´Д`)
そして、何もかもが分かった時、
「あ、な~んだ。そーゆーことだったのかぁ」
と、気が抜けました。(爆)
たった、それだけのこと。
最初から、それだけを守っておけばよかったこと。
心の中に、しっかり刻印して、自分できちんと守っておけば、
なーんにも難しいことじゃない。
でも、結構大事なのは、「最初から」という部分だったりします。
というのは、一度でも強弱関係で弱い立場に立ってしまうと、
女子は我を忘れて追いかけたり、
甘える振りしてすがったり、
そわそわする、すなわち、
集中モードに入っちゃうからです。
そして、そのモードを切り替えようと思っても、
切り替えるだけの心の余裕が、なくなっちゃうからです。
でもね、この、
「集中しない、だけでいい」という
実に簡単なルールさえ守っていれば、
いつでも自分を取り戻せるし、
取り戻す方法も浮かんでくるものです。
頭を冷やすこともできるようになるし、
彼にもう一度、微笑むこともできるようになります。
私はこんなブログ書いてるんで、
最近知った人とかには、
「モテるからいいですね」とか「あなたはいいじゃないですか」とか言われて
ぶほっと茶を噴きそうになるんですけどw
おいこら、よく読め。
私はまったく恋愛の勝者じゃないんだってば。
達人でもないですって。
むしろ、失敗ばっかしてるの!(;´Д`)
本当に、つい最近まで、
自分の恋がうまくいかないのは、
自分に女としての真の魅力がないせいだ・・・と
心のどこかで思ってました。
なんじゃ、女としての真の魅力って??って感じだけど、
否定しようとしつつも、
あまりに過酷な恋愛事情の現実に、
(ここ数年、まったく恋がうまくいかなかったんで)
「やっぱり、私には人間的に欠落が・・・?」と
心のどこかで疑いかけた。
人間、弱気になってる時は、本当にろくなことを考えないものです。
下手に長く生きてくると、
無駄に失敗談も増えてきて、
ろくでもない結論(=女性的魅力がない、みたいな)にたどりついたりもするものです。
でも、
結局、私は最後は自分と向き合うことで、
その疑いそのものと、対峙した。
ちゅうか、
そういう、「疑う心」自体がダメなんだと。
それだけ、恋愛に集中しているからダメなんだと。
ある日、朝の日記を書いてて天から降りて来たように思った。
書きとめた。
「私は、結局この20年近く、
 仕事ではなく、結婚しなくちゃ、誰かを見つけなきゃ、という気持ちを優先して
 生きてきたんじゃないか?」
ああ、そうだったんだ。
仕事に打ち込んできたつもりが、
心のどこかで、生涯のパートナーが隣にいないことを気に病んで、
どうしていないんだろうって、落ち込んで、
どこかにいないのかしらって、キョロキョロしてた。
私という人間の存在そのものが、
恋愛、男という対象物に、集中し、とらわれすぎていたんだ、と。
ホントに、人間どういうときに執着がとれるかわからないもので、
それまでここしばらく取り組んできた、
自分の中で自分を苦しめていた、ネガティブな発想や、
根本的な自信のなさや、
恋に気後れしがちな部分との格闘が、
全部一気に解決に向かった。
なーんだ、そういうことか。
私は、
自分の人生を大事にしなきゃとか言いながら、
それでもまだどこかで、
恋愛こそがすべての優先、
生涯の伴侶を見つけることこそが一大事、と
思ってたんだなと。
私もまた、
連絡のない男を待って気をもんでる女子たちと全く同じで、
いつか出会える誰かを待って、
気もそぞろだったってこと。
だから、
ダメだったんだ。
恋に、
相手に、
執着すればするほど、
ほんの少しの気になることや、
ほんの少しだけうまく行ってないことも、
この世の一大事のようになってしまう。
小さなことに傷ついて、
小さなことに弱気になって、
小さなことに時間を奪われる。
だけどもし。
自分がほかにもっと大事なものや、
自分の生き方に沿った何かを、ちゃんと持っているなら。
そっちに集中できていれば、
恋は「その他多くのひとつ」になる。
恋がうまくいかないくらいで、
私は、死なない。
恋なんかに、私は殺されない。
もともとずっと、たくさんの趣味と、打ち込める仕事を持っていて、
自分の時間をたいせつにしてきた私だったけれど、
一番深いどこかで、
何よりも恋愛を優先させる癖があった。
相手に合わせて人生を変えていきたい願望があった。
いやむしろ、恋が、自分を変えてくれると、
どこかで夢見てたんだと思う。
でも、
今回、今の彼と付き合うことを決めた時も、
いつもとは違うなにか不思議な考えにハッとした。
今でも覚えてるんだけど。
ある朝ふと、友人である彼のことを考えてて、
「あの人は私を大事にしてくれていて、私の人生を何も侵さないけど、
あの人と付き合ったって、私の人生は何も変わらないんだから、
付き合たって面白くないんじゃないか・・・」
そう思って自分で自分に突っ込みが入った。
「それが一番理想の関係じゃないの?」
自分の人生を変えてくれる出会い、
自分の生活がパッと華やかになる恋。
そんなものよりも、
今の今日の、自分が信じている自分の生き方の延長に、
彼との暮らしが自然に置けるなら、
それこそが、無理のない関係なのじゃないのか?
彼と付き合うことで何も変わらなくても、
自分が自分で選んだ人生を歩めるのなら、
そういうパートナーが最良のパートナーだったんじゃないのか。
自分が、夢見てきた、付き合ったとたんに、
自分の人生がパッと彩る、変わる、そんな恋。
そんな結婚。
でも、それは、
恋に集中し、恋に多くを期待し、
自分の人生をむしろ副次的なものと思ってるが故なんじゃないの?
そう思った。
本当に、スッと心の中に入ってくるように、
自分の選んだ人生や、自分が決める、自分がリードする人生を
自分自身の手で切り開いていくことに、
希望を感じた。
ワクワクした。
そこに、きっと、きらきらした目で付き合ってくれる、
伴走者が、彼であったら素敵なんじゃないか、と思った。
実際。
今とても穏やかな関係を築きつつある彼とは、
集中せず、依存もせず、
ゆえに、イライラしたりすることもないよい関係が出来上がっている。
今までだったら、不満を彼にぶつけないよう気をつかって
使いすぎて疲れちゃったり(;´Д`)、
彼でいいのか、あれやこれや悩みぬいたり、
彼の人間性を事細かく観察して、意地悪な目で見たり、
そんなこともしてたと思う。
でも、
彼に、恋愛に集中しない、と決めたから。
私は私の人生にこそ、集中すると決めたから、
横で走る彼の、細かいことはもう、そんなに執着しなくなったのです。
それよりは、
今の仕事をどうやっていくか、とか、
ワークライフバランスをどうとっていくか、とか、
もっと深い知性を手に入れるにはどうしよう、とか、
そんなことを考えている時間のほうが多い。
彼は、あくまでも、その同伴者。
彼が、目的ではなく、
彼がどうしようが、
彼の存在に関わることはない。
彼は、浮遊する一個の生命体で、
流動する生き物で、
不機嫌な日もあるし、理不尽な日もあるし、まったく気が利かない日もある。
だけど、
そのいっぽうで、
愛情深く、ビックリするほど私を大事にしてくれて、
私を思ってくれる。
それだけで、十分だと思えるし、
彼を信じることができる。
彼は、もはや恋の「対象」ではない。
コントロールのきかない厄介な私の一部なんだと思う。
だからこそ。
何か嫌なことがあっても、仕方ないと思う。
その分は、大好きな何かに頭を切り替えて、
そっちで気晴らしすればいい、と思う。
たくさんの友人や、仲間たちと、心通わせることで、
不安や孤独は、消えてしまう。
今でも、ふと彼のことが気になって、考えこむこともごくたまにあるんです。
でも、
私には、もっとたくさんの、
考えるべきことがあると思えば、
フッと気がまぎれる。
集中は解ける。
それを、意識的にすればいいんだと、分かった。
恋に集中さえしなければ、
自分は自分でいられる。
その時、自分でいられるだけの、
自分だけの人生は、ありますか?
彼だけで人生埋まってませんか?
彼につながるものだけで、人生が構成されてませんか?
彼から、恋から、少しでも遠くへ離れて、
自分だけの人生の選択を、
自分ひとりでできなければ、
結局、相手から選んでもらうことはないんだと思う。
探している誰かは、
自分が自分らしさを120%表に出している時にしか、出会えない。
婚活なんか、集中の極みだよ。
自分らしさを封印してでも、結婚に向いた女を演じるなんて、
実は、一番、結婚から遠いんだよ。
たったひとりだけ、自分のための誰かに出会えればいい。
人生に一度だけ、ひとりだけでいい。
そう考えれば、
多くの人に好かれたり、多くの人に求められることを望むのは、
意味がないとわかるはず。
私が生のままの私であったから。
何にも構えず、素で彼と接していたから、
そして今も、彼に過度に合わせることもなく、
自分の人生を優先させて生きているから、
彼は私を選んでくれているんだと思います。
ただ、私が、私であるだけでよかったんだと。
集中さえしなければ、
恋はうまくいく。
恋を恋だとさえ意識せずに、
自分らしくいられるために、誰がそばにいてくれたらいいのかを
ぼーっと見まわすだけでいい。
そして、その先も。
どんな人生の局面でも、
選択は、自分でする。
責任は、自分でとる。
相手のせいにしないこと。
相手に期待をかけて、依存しないこと。
独立した個同士であることで、
決して壊れない絆ができるものと信じています。
そして、
それは、自分にとって、もっとも心地よい状態なんだと。
長く生きてきてよかったと思う。
それに気付けて良かったと思う。
自分の選択を自分が信じられること、
それを彼に伝えることができること、
誇りに思う。
だからこそ、愛されていることに、自信が持てるんだ。
私は、
モテない女じゃないんだ。
彼にとっては、世界で最高の女なんだ。
そう、心の底から信じられる。
生きているということに、無駄な時間などないね。
1人でいる時間が、私をつくったのなら、
私が私をもう一度見つけて、
救いあげたこの長い1人の時間が
今の幸せにつながっていたんだと思う。
そして、この先もずっと。
私は何ひとつ変わらない。
人生は私の手のうちにあり、
私の毎日は同じように続いていく。
それが、私が本当に求めていた生活だったんだ。