ご無沙汰してます。恋愛部長です。
メッセージのほうにたくさんの恋愛相談送っていただき、ありがとうございます!
今日も、その中から、一個。
「生きる方向性が違うけれども大好きな彼とこの先どうすべきか。」
というお話。
過去のブログで、リアルタイムで書いてたように、
私、人生の方向性が違う彼と結婚寸前でお別れしている経験があり。
その当時は、あまりにリアルタイムすぎたので、あまり詳しくは書いてなかったんですけど。
似たような状況の方がいらっしゃって、もう一度振り返ってみようかと思い立ちました。
私の場合は、簡潔に言うと、もうズバリ、結婚したら仕事どーするか?っていうテーマで
意見が食い違ってたんですねー。
彼は、自分に稼ぎがあるから私には仕事をほどほど(と言いつつ内心はやめてほしいと思ってた)でやってほしいと思ってて。
一方私も、恋してる真っ最中は、それもいいかな~?とほんわり思ってたんだけど、
いざ現実となると、自分の人生のほとんど集大成みたいな今の仕事を、
そう簡単になかったことにはできないなと思っていて。
でも、好きだし、彼は申し分ない人だったし、
こんな風に言ってもらえるのって、今までなかったから、(何しろ強い女って感じだったんで)(;´Д`)
悩みましたね。
もう40も目前でしたしね。
好きな人がいて、その人が自分を大事にしてくれて、
うまく行ってて、問題もなくて、
そういう状況で、自分から手を放すのって、本当に本当に力が要ります。
っていうか、実は私、短期留学でいっしゅん彼と離れ離れになったことがあったんですが、
あのタイミングで行かなければ、たぶん私は彼と別れることができなかったんじゃないか?と思うんです。
何気に、彼の人生の危機みたいな場面も二人で手を取り合って乗り越えちゃったばっかりで。
彼はもう私に全幅の信頼を置いていたし。
私も、そこまでしたらあとは結婚して支えていこう、と思うしかないっていうか。
もう家族ぐるみでお付き合いだったしね。。
それくらい、何の問題もない人との関係を、
なんだかあいまいな、だけど妙に確信的な違和感、
「この人と自分は向かっている方向が違うんじゃないか?」という直観だけを信じて
終わりにするのって難しいと思う。
実際に、別れてからも本当に苦しんだし、
悩んだし、
彼の顔を思い出しては、泣けた。
自分が出した結論が、二人を傷つけていることが、
ものすごく苦しかった。
自分を必要としてくれている人の手を振り払ってまで、
ただ一人になって、恐ろしい孤独に耐えてまで、
選択すべき人生の目的ってあるんだろうか。
何度も自問自答しました。
でも、結論から言えば、
あの時、決断したことが、すべての始まりだったし、
それはすべての別れと同じように、
私にとって意味のあることだったと。
今は思います。
自分の人生を、自分の手で切り開きたい、
自分のしたいように生き、行きたい場所に行きたい。
そのために、いっしょに生きるべきは、彼ではない。
あの時、そう思ったことは多分正しくて。
彼があまりに彼のこだわりを持った、完成された人間だったからこそ、
私にはそれを変えることはできないと悟った。
彼は、私のために、自分の人生の計画を変えるような人ではなかったし、
それがまた彼の魅力でもあったから。
私は、お互いが幸せになるためには、
いっしょにいてはいけないんだと思った。
いったん、未来をともにするべきではないと気づいたら、
もう別れるしかありませんでした。
だって、人生は、短い。
人生の伴侶を見つけるために、
まだまだ試行錯誤しなくてはいけなくて、
そのための時間は、私にも彼にももうあとわずか。
(年齢的にお互いにほぼギリギリ)
結婚しなくても、とりあえずうまく行ってるんだし、いっしょにいよう、という
考えもなくはなかったけど、
それでは私が求める理想の出会いにはたどり着けないとわかっていたから。
一人に戻って、
たとえ孤独に苦しめられても、
誰にも守ってもらえず、
一生一人かもしれないという恐怖におびえたとしても、
外から見た私が、
「アラフォーで独り身の悲しい女」という風に映ったとしても、
(私はそのうえ、「恋愛部長」なんて大仰な肩書も持ってたし。笑。)
それでも、どうしても。
私には、まだ、出会っていない誰かがいる気がして。
その人を探しに行こうと、そう思った。
今思っても、何を根拠に、と思うし、(;´Д`)
実に無謀。あまり真似すんな!と皆さんには言いたいですが。
結局、あの時の苦渋の決断がなければ、
今の生活はない。
これからの人生の展望も、
いまの人生の喜びも、
きっとなかった。
だから、あの、悩んで、別れて、孤独のわびしさに震えて、それからまためげずに出会いを探した、長い長い空白の2年間があって良かったんだと思うんです。
私は、とても人を傷つけた。
それは、まぎれもない事実で。
私を好きでいてくれた、
私を守ってくれた、
大事な人を、
誰よりもひどい形で裏切って、傷つけた。
それが翻って自分を苦しめた。
こんなに、誰かを傷つけることが、
苦しいとは知らなかった。
いつも、自分ばかりが傷つけられていると思っていて、
恨みに思う側だったのが、
自分が傷つけてみて、別の苦しさを知った。それは、本当にひどい気分だった。
でも、
自分の人生を守るためには、
誰かを傷つけることもあるし、
自分に嘘をついたままでは、いつか
きっとその人を恨みに思ってしまう。
決して目をつぶってはいけないことが人生の選択にはきっとあって、
それは、自分の生きる先のことに関すること。
相手への期待とか、相手への想いとか、
そういうのでごまかして、
今のちょっとした違和感を見ないふりしても、
絶対に、いっしょに暮しているうちに、息が詰まってくる。
ホントは分かってたんです。彼と付き合い始めてすぐのころから。
この人とは、同じ空気を持っていない、って。
でも、恋のマジックで、目を覆われていて、
まぁ言ってみれば彼に夢中だったので、
私はそれを見ないふりしてた。
昔、離婚したばかりの先輩(男性)が言った言葉ですが、
「結婚した時にね、すでに違和感があったんです。
そういうのは、いっしょに暮せばなくなるかと思ってました。
でも、結局、別れる原因になったのは、
小さな違和感を感じた、その部分だったのです。」と。
立ち話で聞いたそれだけの言葉が、
なぜか10年近くたつ今でも、
私の心にはなぜか残っていて。
それは私が男性と付き合って、結婚を考えるときに必ず頭に浮かぶ言葉なんですよね。
もしも迷っているなら、
直観の声に従ってみるのもいい。
少し離れて、冷静になれる機会を持つものもいい。
(一人旅に出かけるとか)
ブログでも、本でも、何度か言ってることですが。
この世のすべては、
「神様の言う通り」。
見ないふりをしているだけで、
案外、答えはもう出ているのかもしれません。
勇気を出せるのは自分一人。
自分の人生を、
自分の思う通りに進めるのも、
自分だけ。
どうか考えてみてほしいのです。
その人との未来を。
それは、私がそれまで思い描いて来た未来でしょうか?
そこに、自分が描くことができる未来の余地はあるんでしょうか?
結婚すれば人は変えられるとか、
何かがきっかけで変わるのではとか、
そういうのは、まやかしの発想です。
もしも今の恋の気持ちが穏やかに消え失せたとしても、
本当にその人といる未来は、あなたが望んだものになるんでしょうか?
恋の感情は一時。
でも、人生は、これから何十年先も、あるんですから。