これを知ったのは
実に30も半ばを過ぎて、つい最近のことです。
分からずに、男心を傷つけてきたのかと思うと、ちょっとブルー。
でも、これはあるとき、私の既婚の親友が教えてくれまして、
「な、なるほどーーーー!!!」と目からうろこだったんですよ。(;´Д`)
女は、何か不満があると、→怒る
男は、不満があると、→拗ねる
ビックリ!!!!
いやほんとですよ。
今までも、これが分からなくて、
男がむっつり黙りこくってると、
怒りのボルテージが上がっちゃって、
余計拗ねを増長させてしまい、
最後はとんでもない事態に陥ったことが、思い返せば何度もあるのです。
女ってさー、あんまし拗ねるって発想に行かないよね。
もっとストレートに、自分の感情の持っていきどころを、
相手に求めるというか。
相手のせいでイライラする、寂しくて不安である、
そうなると、その原因である相手そのものに、
事態を解決してもらおう!!!何が何でも!!と思うでしょ。
でも、男の人は、
怒りを外に出すことに慣れていないし、そんなことで彼女に切れたり
お小言言うと、了見が狭いと思われると恐れているのか、
それとも、感情的にぶつかることを本能的に恐れているのか。
とにかく、むっつりだんまり、を決め込む。
そして、彼女に不満を伝えないで、自分の中で処理しようとするんですが、
・・・・そのアウトプットは、恐ろしく「不機嫌」だったりして。
女子としては、
何で彼が不機嫌なのか分からないし、
黙ってるから、不安にもなるし、
かといって、「不機嫌だよね」「もしかして○○が原因?」なんて図星指摘しようものなら、それこそ怒らんばかりの勢いで否定する。
何がなんだか彼の気持ちが分からない!!!!
となってしまいます。
でも、それはただ単に、
男は拗ねる。
で理解できることだったりして。(;´Д`)
もちろん、拗ねるでは済まされないほど、
心の底から怒ってる場合も、男の人のアウトプットは、だんまり、だから、
そこんとこ読み違えるとエライ騒ぎですが。
それでも、
男がなにやらむっつり黙ってる、
さっさと帰ってしまった。
いつもはメールマメな男が、
まったく返事を書いてこない、
電話がそもそもずっと留守電、
など、
どう考えてもおかしいな?と感じたら、
その「おかしいな」は正しい。
彼は何かに不満を抱いているってこと。
そこを見逃していくと、
たとえ時間が経って解決できたりうやむやのまま過ごせたりしていっても、
何度も同じことで彼を不満にさせてしまう可能性が残ります。
前も書いたけど、
男は、不満を徐々に徐々に甕に溜めるように我慢して、
辛抱して、理性で押さえつけて、
最後の最後、一滴注ぎ足された瞬間に、
もうだめだ~~~って決壊するものです。
甕から水がこぼれ落ちるように。
もうだめだ!と男が判断したら、別れは避けられない。
二度と、決意は翻さない。
それが男にとっての別れだったりするので。
復縁を望む人が多いという昨今ではありますが、
私は、復縁は難しいからあまりお勧めしない、というスタンスです。
女が決めた別れなら、話は別!だけどね。(;´Д`)
ちと話はそれましたが、
とにかく、男の拗ねは、拗ねるといえばかわいいけど、
危険信号の一種です。
これをさんざん見逃して、さんざん突然振られてきた私が言うんだから間違いない。(爆)
男が黙ってしまう原因は、
主に、嫉妬のことが多いようです。
え?!うそーー!
と思います?
でも、どんなに普段寛容そうで、言葉でも寛容で、しかもまったく嫉妬のしの字も見えない男だって、独占欲はものすごくあるわけで。
あとは女性の貞操観念に対する執着。
この二つから来る、
自分をないがしろにされるのは我慢できない、
他の男と仲良くするのは、自分の領空侵犯に思える、という感情。
これが男の嫉妬の正体だと思います。
特に、嫉妬が原因で黙ってしまう、なんて自分でもかっこ悪いから不本意なんだけど、
不愉快で仕方ないからつい黙って帰ってしまう、
という行動に出るっぽいです。
思えば、私の上司のものすごく自分を律することのできる理性派の方でさえ、
奥さんが他の同僚と騒いでるのを見て、
黙って帰ってしまったことがあるそうです。
うそーーーって感じだけど、
そうなのよね。
あと、私よく思うのですが、
男って、いくつになっても、子供じみたところがあります。
歳の差なんて関係ない、
40過ぎようが50過ぎようが、
どんな高位の人だろうが、エリート君だろうが、聖人君主だろうが。
外に向けてる顔は、大人です。
落ち着いてます。
理解もあって、寛容で、やさしく、紳士です。
それでも、
家にいったん帰れば、ものすごい子供。
なんでそこまで?とあきれるほどにみんな子供じみてしまう。
私も昔既婚者をちと好きになったことありましたけど、
1年も素敵な大人の彼と思ってたその人が、
ある日ものすごく酔って子供のようになって、
そのとき、
「あー、この人は、うちではこんな風に子供じみた人なのかも。
そして、それをずっと見守って来たのは奥さんで、
私は、彼の外側しか見せてもらってないのかもな・・」と、
何もかもを一瞬にして悟ってしまったのです。
しょせん、他人の内側など、その中に入り込んだ人しか見れなくて。
見てみると、ガッカリ幻滅しちゃうくらい、
案外子供っぽい部分もいっぱいあって。
でも、それがかえって、いとおしくて。
自分にしか見せてくれない、
そういう実態の部分の彼を、改めて好きになっていくのです。
そして、その実態の男ってのは、
本当に、
甘えん坊で、褒めて欲しがりで、子供じみてて、ヤキモチ焼きで、
時に弱虫で、時に寂しがり屋で。
こっちが思うような、
大人で、分別があって、理性があって、
何もかもを許してくれる、包み込んでくれるような男なんかじゃないんです。
だから、男に、過大な期待をしちゃ行けないんです。
どんなに余裕があって、いつも偉そうにしてて、大人っぽい彼も、
本当はそう見せかけているだけで、
どこかでは、ふっと自分の荷を降ろしたがっている。
家に帰ったら、ワガママのひとつも言って、
彼女に甘えて、褒めてもらって、やさしく触れてもらって、
その中で力を蓄えて、また明日出て行きたい。
彼女と言う存在は、だからこその聖域だし、そうあって欲しいと願っている。
それなのに、
自分を神様のように思われて、
つねにやさしく、つねに寛大で、つねに愛してくれる、
そんな少女漫画のような彼氏像を求められたら、
彼らも息がつまってしまう。
拗ねているのに気づかれなかったら、
彼らも不満の吐き出しどころがない。
だから、どんどん不満を溜めていってしまう。
だから、彼らが拗ねることをまず知って、
それに対して怒ったり、不安に思ったりはやめましょう。
拗ねてるときは、何が原因かさりげなく聞き出すか、
それが無理そうなら、そっとしておく。
そして、いつもより、ちょっとだけ彼氏優先で、やさしく接してあげる。
これが大事です。
「なんで黙ってるの?」
「なんでぶすっとしてるの?」
「私のこと嫌いなの?」
な~んて、責めちゃダメです。
彼らにだって、ムッとすること、不満に思うことはたくさんある。
こっちだけが不満を持つと思わないことです。
何もかもお互い様。
こっちが怒ったら彼は機嫌を取ってくれるでしょ。
だったら、向こうが拗ねたときは、やさしく原因を突き止めましょう。
原因が分かってるなら謝って、その分までやさしくしましょ。
男は、思ってるほど大人じゃないです。
相手も、人間。
好きだからって、何を言ってもいいわけではありません。
向こうのサインを見逃さない、
その観察力も恋愛力、だと私は思います。
男は怒らず、まず拗ねる
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