サイトアイコン 恋はいばら道

すっぱり切ればまたくっつく

 こうしてブログをやってると、
よそを見ても広告とか見ても、
復縁ブームだなぁ‥と思います。
前から私は、復縁には懐疑的なんで、
「いつまでも同じ男に引っかからないほうがよい」というポリシーなんですが。
やっぱ、「あんな男もういない」って発想ってあるんだよね。
分かるけどね。
好きで好きで、どうしても忘れられない。
ほかに気持ちが向かない!っていう気持ち。
でも、そんな皆さんに、
こないだ、会社の男性陣とご飯食べてて言われた「なるほど!」な言葉を送りたい。
「すっぱり鋭利な刃物で切った傷口は、また綺麗にくっつく。
でも、ぐじゃぐじゃと切ってしまったものは、二度とくっつかない。」
つまり、
別れるときに、あれこれぐじゃぐじゃ悩んだりもどったり泣いたり騒いだりを繰り返していると、
復縁することは二度と不可能になるけど、
別れるときに、すぱっと、
「とにかくいまは別れよう」「わかった」みたいな状態だと、
ふとした時にまた綺麗に元にもどることができる。っていうの。
ま、男の論理かもしれないけど、
一理ある!と思ったね。
女子は、どうしても、
感情がついていかないから、
「どうして?もうほんとに無理?」「ねえ、またやり直そう」「あぁ。やっぱり苦しい。会って」
みたいなことをぐじゃぐじゃっとやっちゃうでしょ。
別れたと思ったのに、また連絡して、復縁を迫っちゃったり。
なんとな~くもとにもどったかな?という生乾きのグレー状態を、
あえて、「また元に戻ったってことだよね?」って念押しして逆に否定されたり。
そういうぐじゃぐじゃを経由するっていうのは、
逆に、復縁を不可能に不可能にどんどんしていく行為なんじゃないかなー、と。
私自身、
彼氏に別れ話した日にさ。
私の気持ちはある程度決まってたけど、
彼氏の態度があまりにすっぱりしてて、男らしくて、
「話は分かった。それなら仕方ない。」って感じで、
逆に、一気に揺り戻されたもんね。
「こんな素敵な人と別れていいのか?!私!!」ってね。(;´Д`)
昔の彼氏も、
すっぱり別れてる人ほど、いい印象で残ってる。
「縁がなかった、仕方ない」「でもいい男だったなぁ~たのしかったな」ってね。
で、私自身が最近思うことなんだけど、
やっぱりある程度歳を経て、
自分の人生をいろいろ考えはじめると、
好きだというだけではつきあっていけない、というか、
いろいろ先のこと考えて、つきあいを選ぶようになると思う。
本当にこの人とで、自分の望む人生は送っていけるのかな?って。
別に、その人がいい悪いではなく、
自分との取り合わせ?
生活や人生に関する考え方とかね。
それで、どんなに素敵な人だろうが、別れたらさびしいと思おうが、
自分の人生を一番大事に考えれば、
違う人とは、別れるしかない。
いまだけすごくつらくても、苦しくても、
相手の顔を見ると心が揺らいでも。
そういう一大決心はさ、
簡単には覆るものではないし、
ましてや、
ぐじゅぐじゅに切られたら、なおいっそう、いやな思い出しか残らなくなるんだと思う。
「あぁ、あんなに泣かれて、もうごめんだな」「ヒステリーに叫んでたな。別れて正解だった」
という風に、
相手の「ちがうな」っていう直観に、
自分で確信を与えているようなものだと思う。_| ̄|○
ということは、つまり、
私の持論は変わらず、
「男が一度よく考えて決意した別れは、そう簡単に覆るもんではない」
で、
「しかもそれに対してぐずぐず言ったり、泣いてすがったりは逆効果」
だし、
「復縁を何度も迫れば、二度と会えない関係になる」
と思う。
分かるよ。
好きな男をどうしてもあきらめられない気持ちは。
私も若いときはそうでしたから。
なんとかして、もう一度、
彼とやり直したい。
その一心で、
何かにつけて、思い出しては連絡して。
会っては彼の心を追いかけて。
感情が止まらなくて、
彼を引きとめたり、Hすることでつなぎとめられると思いこんだり。
でも、そういうぐじゃぐじゃ行為のすべてが、
彼との思い出を最悪のものに塗り替えてしまった。
最後は、二度と会いたくない、とお互いに思うようになってしまった。
自分でやってんだよね、それ。
悲しい恋は、悲しい恋で、仕方ない。
どうしても、好きでも、別れなくてはいけないことが、人生にはある。
涙を浮かべて、それでもひたむきに笑って、
「ありがとう。いい恋でした。しあわせになってね」と言って別れた恋は、
今でもせつなく美しく、心に残ってる。
そして彼にとってもそうだと思う。
何が何でも付き合っていないと、だめ?
それってさ、欲しいものは欲しい!と駄々をこねてるだけじゃない?
お互いの人生の計画や、相性理想を考えれば、
別れるしかないこともあるし、
恋の激情だけで越えてはいけない一線もある。
それがいずれ二人を不幸にすることを、
お互いがどこかで分かっているから。
そういうときは、
大人だったら、
お互いを尊重して、
離れて生きていくことを、
選択することもあるんじゃない。
苦しいよ。
そりゃ苦しいよ。
たまに「部長さんみたいにすっぱりはいけません」と、
まるで私が冷徹ターミネーターみたいな、(シューマッハか?笑)
損得勘定で生きてるみたいな誤解をする人がいるけど、
私はものすごーーーーーく、感情に支配されたひとですよ。(爆)
悲しみも執着も人一倍襲うし、苦しいし、叫んでしまいそうになる。
今でも弱虫で、恋に落ちたら無力で、いつまでもその人を好きだと思う。
その人を思うと胸がつぶれそうになる。
でも、
感情にしたがって行動したら、
相手を傷つけて、二人の思い出を傷つけてしまう。
二度と笑って会えない二人になるなら、
いま苦しくても、笑って、別れるのがいいと思う。
乗り越える努力を一生懸命しているだけ。
昨日は泣いたけど、今日は泣かないで済んだ、とか。
昨日はメールを送りそうになったけど、今日は思わなかった、とか。
そういう小さなことを自分でほめて、
一生懸命前を向いて歩こうとしてるだけ。
すっぱり行ける性格、なんかなくてさ。
すっぱり行こうと努力してるんだよ。
そのほうが相手のためになるって、
相手が私を、ずっと好きでいてくれるって、
思うから。
よく友達が言うんだけど、
「いばら道は、書きながら自分に言い聞かせてるよね」って。(;´Д`)
そうそう。
私は、何度も言うけど、
ものすごく弱い人間なんです。
決して恋の成功者でも、一段上の人間でも、「もう恋は極めた」って豪の者でもない。
自分が陥りやすいから、それを食い止めるために書いてるんだよね。
いまだに、
「やっちゃだめ」と自分で書いたことをやったりします。(爆)
どんなに恋が苦しいか、
コントロールすることが難しく、
執着は解き難く、
胸が壊れそうになるかを思い知る。
何度でも、いつでも、いくつになっても、私にとって、恋はいばら道です。
きっとたどり着く場所なんかはなくて、
その道自体が、
私の人生なんだな、とおぼろげに思う。
季節は秋で、クリスマスも近くて、
はぁ~さびしいなって思う今日この頃だけどさ。
だからこそ、
新しい出会いを大切に。
うしろでなく前を、向いていこうねって思います。