こないだ久々に会った知り合いの男性が、
てっきり結婚するのかと思ってた彼女と別れて、
その後も、数人の女性と付き合っては別れ･･を繰り返していることを知りまして。（;´Д｀）
出た!!!実例!!!と思ったので、今日はその話。
その方は、とってもハンサムで、仕事もできて、人当たりも良くて人気者。
美味しいお店もよく知ってるし、趣味もいいし、ほんとにモテるタイプなの。
でも、４０過ぎてまだ独身。マンション買ったのに、彼女と別れちゃった。
なんで～～？って聞いたら、「今は結婚どころじゃなくなったから」と。
彼は会社経営者なんですね。
で、今の不況で、やはり、自分の時間なんかとれない、と。
仕事上、付き合いで毎晩酒の席に行くし、週末は接待ゴルフ。
趣味も多彩だから、いろんな付き合いもあって、
ワイン会だの、スポーツの試合（なんだったかは忘れた）だの、
同業とはいえ、私よりずーっといそがしくてハードな、私生活のない生活。
そんな彼に、付き合う彼女は「結婚してくれないなら」と絶望し去っていくらしい。
「いっそさー結婚しちゃえば彼女も落ち着くんじゃないのー？」と言ってみたけど、
彼はいま仕事で頭いっぱいなんだって。
社員の生活を考えたら、
自分のことはいま考えられない。
どうやってこの不況を乗り越えたらいいか、
そればっかりなんだって。
彼は、とてもモテる人だから、１人の人に固執しない。
だって、次々皆が紹介してくれて、みんな彼を好きになるから。
私だって、彼にだれか紹介しようかな？って思っちゃったもん。（;´Д｀）
そんな風だから、付き合ってる彼女が去っていくことにそれほど恐怖はない。
っていうか、「あぁまたダメだったな」って思うだけ。
寂しくないわけはないと思うけど、多分それ以上に、
「彼女は僕を理解してくれない、僕とはうまく付き合えない人だから、しょうがない」って思うんでしょうね。
その感じがよく分かる。
モテて忙しい男は、
１人や２人に振られても、去られても、痛くも痒くもない。
むしろ、自分についてくる女性を待ってる気がする。
男の場合は、仕事さえうまく行ってれば、
年行ってからでも十分モテるわけだし、
いまあわてて結婚する必要はないんだよね。
一方我々女性は、
つねに年齢と戦っていて、
当面結婚する気がない男と黙ってつきあってはいられない。
それに加えて、
ものすごい妄想がはびこってしまい、
「彼は私を愛してない」「彼に大事にされてない」と嘆き悲しみ、
怒りを彼にぶつけ、できもしないことを約束させようとし、
彼を試すようなことを何度も繰り返す。
この両者の間に、接点はありません。
ないものねだり、他人の芝をうらやましがる女性と、
ない袖は振れない、じゃぁ他の人にしろ、と切り捨てる男性。
ある意味、そういう男は、そういう男で、一生そういう恋愛を繰り返す運命かもね。
そしてそれは彼らの自業自得。
彼らはその自らの生き方の責任を、いつか取る日が来るでしょう。
あるいは、
仕事が一段落したとき、これからは趣味に生きようと決めたとき、
たまたま側にいた彼女と結婚するでしょう。
さて、こっちはどうしたらいいのでしょう？
何度も書いているように、
恋愛は、進むかやめるかの二択です。
つねに、シンプルに、そういう構図。
今の彼を愛し続けるか、
やめて他の人をさがすか。
それを決めるのはこっちです。
そして、続けると決めたら、
２人の関係がよくなるように、よい状態であるように、
つねに気を配って努力するべきだと思います。
もしよい状態でないなら、原因を考え、
そこを改善する。
彼の気持ちをもう一度取り戻すように、作戦を考える。
不安に押しつぶされたり、怒ったり、嘆いたり、悲しんだり、は一番時間の無駄。
どうしたら２人が幸せになれるか、
建設的に考える人は、
嘆き悲しんだりはしません。
次の手を考え続けます。
忙しい男に一番必要なのは、
理解です。
忙しい彼の時間軸を身体で理解する。
こっちの１週間は彼にとっての１日くらいの感覚だな、とかね。
一度身体で覚えてしまえば、
それを新しい日にちのルールだと思って、
それにしたがって過ごせばいい。
友達が毎日会ってる彼氏がいるとしても、
それはその彼氏が暇だからでしょ。
自分の忙しい彼氏が１週間を１日くらいと捉えているなら、
週一で会ってるあなたは、毎日会っているのと同じこと。
メールもそうです。
３日にいっぺんが彼の毎日に相当するなら、
彼は毎日メールをくれていることになる。
また、季節的に、時間の感覚が変わる人もいるでしょう。
私の仕事がそうですが、
一個あたりの作業が数週間から数ヶ月で終わる周期で、
作業が重なるほど、つらくなります。
でも峠を越えれば、楽になる。
そういうサイクルだと分かっていれば、
忙しい間、嵐の間の数ヶ月、彼をほっておくことくらいできるはず。
終わって真っ先に会いたいと思える女であること。
会ったときの彼女が、前に別れたそのときのまま、
やさしく明るくいられる彼女であること。
何か仕事でいいことがあったとき、すぐにでも知らせたくなる彼女であること。
少しでも時間が出来たら、
寝る間を惜しんでも会いたい、と思える彼女であること。
この条件を満たしていれば、
たとえ数ヶ月彼から連絡がなくても、
彼はきっと彼女のもとに戻ってきます。
そして、一度戻ってきた経験がある男は、
渡り鳥のように、毎回毎回、律儀に戻ってくる。
そういうものです。
まずは、慣れること。
彼のペースをよく見て、
どのタイミングが一番いいのかを見極めること。
そして、最適な方法で接することだと思います。
結局、不安になる癖がついているひとは、
誰と付き合ったって不安になるんですよ。
よっぽど暇で、あなたに惚れ抜いていて、仕事をやめてでもあなたと結婚したいという男でもいれば話は違います。
でもそういう男には心が動かないのが我々女性。（;´Д｀）
だとすると、
こんなご時世で、仕事をしていて、忙しくしている男性とつきあって、
不安にならないですむことなどまずない、と考えたほうがいい。
どんなに彼が彼の精一杯の誠意で接してくれてても、
こっちの不安の目盛りに合わせて測れば、どんな男も不安です。
こうしてくれれば不安にならないはず、なんてことはないんです。
毎日電話がくれば本当に不安でないですか？
毎週会えれば不安でないですか？
結婚さえしてれば不安ではないですか？
不安な人はいつまでたっても、どこまで行っても、不安といっしょにいます。
その不安が、
自分の中から生まれたもので、
妄想でしかなく、
乗り越えなくては他人といっしょに生きていくことなど出来ない、と
自分で身を持って知ることをしない限り、
不安はいつでもどこでも襲ってきます。
人は、どんなに小さなことでも
不安になるんです。
ある先輩が、不安とネガ妄想にかられた私にくれた素敵な言葉です。
「人間の感情には、大きく分けて二つしかないんだって。
　それが、恐怖と、愛。」
本当に、ハッとしました。
不安にかられるのも、怒り悲しむのも、恐怖の感情です。
彼を失う、彼に去られることに対する恐怖。
でも、その恐怖を、愛情という感情に置き換えれば、
すべてがうまく行くんです。
思いやりを持ち、理解を深め、
彼にいっぱいいっぱい愛情を注いであげると、
恐怖の感情は愛情に変わります。
「ボーリングフォーコロンバイン」って映画で、
マイケルムーアも言ってましたが、
アメリカ人は恐怖にさいなまれ、つねにありもしないものにおびえ、
だから銃を持ち、恐怖心から不幸な事件が起こる。
すべての不幸の原因が恐怖心だって。
なんか、恋愛の話みたいですよね。
忙しい男に腹を立て、
他人をうらやんでしまう人は、
まず自分を振り返るべきです。
忙しい彼を、さらに遠ざけるような行為をしていないかってこと。
忙しい彼を自発的におびき寄せるためにしなきゃいけないことを、
まったく怠った上、
「付き合ってるのに」と文句だけ言うのは、
彼の気持ちをどんどん遠ざける行為ですよね。
私は忙しい彼氏に関してはエキスパート（爆）ですが、
本当に、
彼らだって、忙しくて時間がないだけで、
誠実な心も、やさしい気持ちも、彼女を大事にする気持ちも、
他の男性と同じように持ってます。
彼らなりの愛情表現を知っていれば、
どんなに愛情深く彼女を思ってくれているかを思い知ります。
そして、それをすごい奇跡だと思える。
なんでこの人はこんなに忙しいのに、
私のためにこんな風に努力してくれるんだろう。
こんなに短い時間でも会いに来てくれるなんて、
もっといっしょにいたいって思ってくれるなんて、
なんて素敵なことなんだろう。
そう感謝したい気持ちでした。
実言うと、今の彼氏も、私と付き合う前は、
仕事が忙しすぎることが原因で彼女に振られたことがあるみたいです。
でも、私の目から見ると、
こんなに愛情深くて、彼女大好き人間は見たことないし、
もし彼が忙しかったら、さぞかし彼自身がつらかったろうに。。と思います（笑）
昔から言うように、
亭主元気で留守がいい。
って気分でね。
彼氏が忙しいなら、その間は、
他のことして楽しく暮らして。
また会ったときに彼が「見違えたな!またキレイになってる」って惚れ直すようにありたいですよね。
メールなんかなくなって、会うことが一番大事。
彼が会いたいって思うことこそが、愛情表現。
そして、彼の彼女であるってことが、一番大事。
今苦しんでる人は、
どうかまず恐怖心を捨てて、
２人の明るい未来を思い描いて、
彼にあったかい言葉をかけてあげてくださいね。