恋と人生

何を重視して、誰を選ぶか

私もそうだったから分かるんだけど。
長く結婚もせず、相手を探している人で。
どーもピンと来る人がいないって言うのは、
探す場所、探す相手をそもそも間違えてるケースが多いんじゃないかなって最近思う。
たまに、「ハードルが高い」って言うけどさ。
そのハードルの高さの方向性が、そもそも間違ってるっていうか。
たとえば、高学歴、高収入、そこそこ美人で性格もいいデキル女子。
そういう人が40近くまで残っちゃってるもったいない例はものすごく多いじゃない?
でも、そういう人と話してると、
ハードルが確かに、高い。
「自分と同じ位仕事ができて、頭もよく、人間的にも尊敬でき、しかも自分の仕事を認めてくれる人。」
そして、
「自分が心惹かれ、恋するような素敵な男性」←これが案外難しい!w
そりゃ、それくらい要求しても問題ないって言うくらい、
女子のレベルも高いんだと思う。
だけど、
本当は、そこのハードルを上げるために見て見ぬふりしてる部分、
もっと大事なハードルが低い場合がある。
それは、「あなたを心の底から愛して大切にしてくれる人かどうか」。
どんなにハイスペックで、自分に釣り合う男性だったとしても、
もしもその男が、あなたにほれ込んで大事にしてくれるんでないなら。
その男に夢中になるのは「ちょっと待った!」です。
そこだけはむしろハードルを下げるな!絶対上げとけ!って思う。
それに比べたら、
職種だ、年収だ、なんてハードルは下げたって問題ない。
だってさ、自分が稼いでるんだから、相手に同じだけ稼いでもらわなきゃいけない理由なんてない。
いやいや、私は自分も稼いでなくて、
いずれは専業主婦になるのが夢なんで、
相手の年収は大事ですっていう人はまぁしょうがないけど、
それでも、
今どき、相手に全部任せて自分は仕事しないで好きに生きていけるような家庭は
あんましないし、そこ目指してる限り、相手なんか出てこないって。
いっしょにがんばっていくっていうつもりでいないと、無理よ。無理。
男子だって、そこまでの荷物背負いたくないってば。
あ、話がそれたけど(;´Д`)
とにかく、かっこよくて仕事できて、話が面白くて、お互い高めあえて・・・みたいな
絶対値で測れるものをハードルに掲げていると、
そんなもんに見合う男は出てこないかもしれない。
たとえ出会えたとしても、必ずしも自分のことは好きになってくれるとは限らない。
それでもいいの!彼が唯一無二なの!
と、その絶対値が高い、ハードル高め男子に恋い焦がれ、
それ以外の男子は目に入らず、
もしも少しのお情けでもそのハードル高め男子に振り向いてもらえそうなら、
そこにしがみついちゃう。
ひどい目にあったとしても、
最後冷たくされても、
どうしてもあきらめきれない。
だって、彼はあんなに素敵な人だもの!!!
そんな風に思ってしまうこともあるでしょう。
でもさ、
そうやって、自分に似合ってるかどうかではなく、
自分が欲しいものばかりに目が行ってると、
本当に大事なものを軽んじて、
本当に必要なものを失ってしまうのかもしれない。
それは、
本当に奇跡のように自分のために存在してくれる、
自分だけを大切にしてくれるたった1人の人。
私自身、ここ数年、最後の最後まで下げなかったハードルとは。
「私を愛してくれているか」でした。
そこだけは、絶対に譲れなかった。
どんなに素敵な人で、
どんなに話が合って、フィーリングも合って、
しかもウットリするような恋気分を味わえたとしても。
「あぁこの人にとって私は、
何をおいても大事にしたい人ではないらしい」と
思った場合は、そこから深入りは一切しなかった。
がんばれば、なんとか付き合うこともできただろうけど、
それ以上追うつもりもなかったし、
さっぱりあきらめることもできた。
そこだけは妥協できない。
もう妥協するつもりはない。
そう思ってたから。
私にとって、一番越えるのが難しく、
一番大事だったこと。それは、
「私を心から愛してくれること」
私が望むことをかなえようとしてくれること。
私の幸せを何よりも大切にしてくれること。
どんな私も暖かい心で受け入れてくれること。
私が泣くようなこと、私が傷つくようなこと、
私を苦しめるようなことはしない。
当たり前ですか?
でも、本当に、たったそれだけのことがかなえられないから、
私たちは泣いたり怒ったり、さびしさで苦しんだりするんじゃないのかな?
ハードルを持つということは、
実は、そこに自分で責任を持つということでもある。
たとえば、
年収1000万以上っていうハードル(私はそういうの大っきらいだけど)を持ってるなら、
そのハードルに見合う自分なのか?考えたほうがいい。
年収1000万のお金を、二人のために有効に運用して、
決して無駄にしないだけの才覚はあるのか?と聞きたい。
たとえば、
海外で活躍する外資系の職種がいいっていうハードルなら、
海外から来た夫のゲストに対応できるだけのスキルと経験はあるの?と聞きたい。
そして、
愛されるというハードルを掲げるなら。
いつまでも愛されて、
大切にされるだけの資格が自分にあるのか?と聞きたい。
彼がなぜ自分をいとおしいと思い、
大切にしなくては、と思い、
変わらずに愛し続けてくれるのか?
その「理由」「根拠」を、自分がしっかり心に持っていない限り、
「愛されたい」と口で言うだけでは虚しい。
引き寄せの法則とかでもよく書かれてますが。
ないものを「それがないから」という理由で欲しがる間は、
得られないんだよね。
「お金がないからお金が欲しい」と念じても、
お金は引き寄せられないってこと。
なぜかというと、
まずは、「お金がない」という状況が強くイメージされて、
それを維持しようと無意識の力が働いてしまうから。
ない状態に目を向けて、意識して、そこに心がとらわれている限り、
そこから出ることはできない。
「恋人がいない」「こんな恋人が足りない」と思ってる間は、
どんなに望んでもその「理想の恋人」は手に入らない。
同じように、
失った人を悲しんで、
いつまでも喪失に目をむけて、
空いた穴を埋めたいと願い続けるほどに、
そのイメージが強く心にやきついて、
その状態は続いてしまうんだと思う。
そうではなく。
ここに、さらに何かが足されれば、より自分が豊かになる、とイメージする。
自分はすでに完成している幸福の形なんだけど、
そこに、さらにそれを認めてくれる誰かがいれば、
幅が広がって、幸福は拡大する。
そして、その理由を考える。
だって、私はこんなにユニークで、魅力的で、
いろいろなことに好奇心旺盛で、
人にも興味があって、心細やかな部分もある。
そんな私を理解して、愛してくれて、
私に愛されてくれる、
そんなパートナーがいれば、
私の人生はより豊かで、より幸せになるだろう。
私は、その人を幸せにすることができるし、
彼も、私を誰よりも大切にするだろう。
そんな感じで。
自分が自分に限りない信頼を寄せ、
自分は愛される価値があるのだと強く信じなければ、
愛されることは決してない。
愛されないから愛してほしい、ではないんです。
愛されてしかるべき私だから、
私を誰よりも愛してくれる人に出会うはず。
そう本心から思えなければダメなんだと思う。
私もずいぶん苦労しましたよ。
この「愛される」というハードルは、
「高スペック男子をとりあえず落として付き合う」ことよりもよっぽど難しい。
つまり、
素敵な男子に片思いして、そこまで好かれてないのにあきらめず執着することのほうが、
ただ1人の誰かが命をかけて愛する女になる、ことより
ずっと簡単です。
好きになるほうが、簡単ですよ。
好きになってもらうよりも。
なぜ、そんな男に執着して立ち止まるの?
とよく思う。
その男は、あなたを大事にしてくれる男じゃない。
そんな男を、振り向かせるという、自分を好きにさせるように虚しい努力をするよりも、
誰かに愛され、その気持ちを深めてもらうことのほうがよっぽど難しくて、よっぽど大事。
どうせ努力するならさ。
あなたを傷つける男よりも、
あなたを大切にしてくれる男のために努力しようよ。
それが最後は、自分を大事にすることになるんだから。
なぜ人は皆、
自分を幸せにするという何より大事なことを軽んじて、
得られないものを得ようと苦しむんだろう。
この執着の意味は何なんだろう。
得ても指の間から滑り落ちる、
そんな気まぐれな愛情をかき集めようと、
躍起になるんだろう。
大事なことは、ただひとつ。
自分を幸せにすること。
自分が、この手で。
そのために、
自分を不幸にするものを断つこと。
自分が傷つくことを、寄せ付けないこと。
自分は幸せになる価値があると心の底から信じること。
誰だって、
幸せになるために生まれてくるんだから。
誰よりも幸せになってほしいと、
願われて生まれて来たんだから。
そこだけは絶対に譲ってはいけない、ただ一つのハードルだと私は思う。
もちろん、愛されてる愛されてないの基準は人それぞれ。
愛する側の出力の違いもありますよ。
愛してるのに、そう見えない男もいっぱいいる。
その場合は、その男の、愛してる度合いを自分でしっかり見て行かないとダメ。
でもね、最後の最後は、
自分がその男に幸せにしてもらえるか?です。
そこは、自分をごまかさないで、できるだけ自分に正直に答えるべき。
もしも彼の愛情表現が下手で、こちらが満足できないくらいにしか愛情を出してくれない場合、
自分がそれでも納得でき、ちいさな愛情にもたくさんの幸福を見つけられるなら問題ない。
だけど、やっぱり不安で、傷ついて、さびしくて仕方ないなら、無理しちゃダメ。
そこで無理してごまかして付き合って行っても、
幸せにはなれないから。
どんなにいい人でも、心のやさしい人だとしても、
ただ一人の大事な人を幸せにできない人であったなら、
私は選ばないと思う。
それは私は私が大事だからだし、
私は、それでは幸せになれない女だから。
それは一人ひとりの基準があっていい部分だと思います。
だけど、いつでも問いかけてほしいです。
「この人といて私は幸せなのか?」と。
恋の執着、
恋の切なく断ち難い執着は、幸せとは別問題です。
執着が断ち難いなら、無理して自分の幸せにまで話を進めなくても全然いい。
まずはその執着と向き合って、
執着が昇華するまでとことん付き合ってみるのもいい。
もういやってくらい、その人のことを想い、
その人と自分の関係を思い、
そしてウンザリするほど好きでいたら、
もういいやって思える日が来たら、
その時初めて、
自分が本当に幸せになるってどういうことか、
考え始めればいいと思います。
私もそこまでたどり着くのにずいぶん迷ったし、
執着に苦しんだし、
幸福のない場所に居座り続けたりもしました。
だけど、最後の最後は、
この結論に至れてよかったと思うし、
たくさん悩んだ結果が、自分の納得のいくものだったことに
今は、必然を感じる。
つまり、
誰よりも自分を愛すること、
自分を大事に大事に思うことができて、初めて、
本当の幸福を考えることもできるようになるし、
本当の幸福を運んで来てくれる人にも出会えるんだって。

投稿者

コメント

2012年11月12日 @ 6:25 PM

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このハードルが最後まで下げられなかった1人です^^; 忘れたつもりで活動や行動はしていても、結局は上手く行くわけがありませんでした。
今の彼に出会った時は疲れ切っていたように記憶しますが、どこをどう気に入ったかは謎ですが初対面の頃からずっと私だけを見ています(爆)
あまりにも真っ直ぐに思いを言動で表す彼に戸惑いながらも、私はこんな風に今までの彼に素直に接したことがあったかどうか?って考えさせられ決して恋愛上手ではない不器用な彼の真っ直ぐな気持ちが嬉しかったんです。
我慢や無理が日常でしたから最初は慣れるまで大変でしたが、今は隣で笑っていますし私も彼に対して素直です^^ 1人で妄想して不安になるより、その場で単刀直入に聞く習慣をつけました。
もちろん彼がそうするので、私も真似しただけですが。。。今では本当に可愛げなかった私もそのまま受け入れてくれた彼で良かったですし、私も彼の幸せを1番大切にしたいと考えています。                                                         
愛される喜びを知ると、ここは本気で譲りたくなくなりますね(爆)切ないとか悲しいとかもなく、穏やかな幸せの中で笑っていられること、心から感謝しています♪
部長さんのブログがあったからこそ、掴めた幸せだと思っています。恋愛で苦しんでいる方に後日シェアさせて頂きますね*^^*      



2012年11月12日 @ 11:50 PM

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私のこと。42歳ですよ!?子供が欲しいのに、何をやっているのか。
執着に苦しみました。その度に大切なものを失いました。年もとりましたが、何も変われなかった。
今も危うく自分を、見失うところでした。
一から出直して精進します。
毎日毎日、本を持ち歩いては読み返してます。



2012年11月14日 @ 6:05 PM

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こんちは。お久しぶりにコメントしま~す。。。
私の譲れないハードルというものは。
恥ずかしながら…ルックスでした。
私を大事にしてくれて愛してくれる人。なんですね。
次回からの恋活に是非とも役立てたいと思います。



2014年9月18日 @ 10:31 PM

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はじめまして。
譲れない最後の一線の話、すごいわかります~。
わたしも同じく、相手が自分を大切にしてくれてないんだなぁと直感的にわかると、拒否反応が出るようにできております。
って記事を昨日書いたばっかりで、同じこと見つけてびっくりしました。
そこのハードルは下げられませんね。



2015年5月9日 @ 12:43 AM

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偶然たどり着いたブログでしたが、まさに今の自分が聞きたかったことがたくさんあって嬉しかったです。
私は彼氏(どちらも20才)がいます。
その彼氏は、私だけを本当に愛してくれています。
お互い、昔から知っているし、性格も似ているところもあるので、一緒にいて居心地がいいです。なにより愛されています。
けれど私は、彼を愛しているのかがわからないのです。男として好きなのかも。(尊敬できるところがないというのもその原因のひとつです。)
そんなときにこのブログを見ました。
愛されることは幸せ。
それはわかってるから悩んでいるのです、、
しかしその後、執着と幸せはちがう、という話に。
まずは執着と向き合う。
これが大事なんですね。
まず3年はなにがあっても付き合って、それでも答えがでなかったときは、また考えようという考えに至りました。



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