見込みを読めるかが運命の分かれ道
私はあるとき思ったのです。
好きって感情はどうして生まれるのかな?
それって、必ず、
「あの人私のこと好きなんじゃない?」ってちょっとでも思ったから、
気になり始める。そういう道を通ってる。
これっぽっちもこっちを見ない、興味もない、話もしたことない、
そんな人を好きになることは、
それこそ中学生だったらあるかもしれないけど、
ただただ一般の皆さんにやさしいだけの男性を見て、好きになるのは、
恋愛経験がほとんどない場合はあるかもしれないけど。
普通はさ、
「あれ?もしかして彼私のこと好ましいって思ってるんじゃない?」から
恋は始まる。
そして、恋の終わりも。
何で苦しいのか。
それは、
彼が私を好きだった、その記憶があるから。
彼はまだ私を好きだったんじゃないかな?
その可能性がほんのひとひらでもあれば、
苦しい。せつない。思い切れない。
あんなに好きでいてくれたのに。
たぶんまだほんのちょっとは思いが残ってくれてるのに。
なのに、どうして別れなくちゃいけないの??
もしくは片思いで振られた場合。
つきあえないっていうけど、
でもあなたは私を少しはいいなって思ってんじゃないの?
ほんの少しは、かわいいな、いいなって思ってくれてたんじゃないの?
彼の目の中に、自分への愛情をほんの少しでも見つけてしまうから、
思い切るのが苦しい。つらい。
私はそれを、
愛情の貧乏性、と呼んでいます。(爆)
相手のなかのほんの少しの好意を、
取り立てて見てしまう。
自分を好ましいと思っている、と思ったとたんに、
執着し始める。
もっと大きな好意になるんじゃないかと夢を見る。
でも、私は、
この、好意の大きさをきちんと判別できないことが、
恋愛における勝敗を分けるものだと思ってる。
つまりね、
恋愛に不慣れな人ほど、
好きか嫌いか、二通りにしか考えてないものなんです。
ゼロか、100か、
好きか、嫌いか。
白か、黒か。
デジタル表示みたいに、答えは二つだと思ってる。
だから、ちょっとでも好意を見てしまうと、「あの人は私を好きだ」と翻訳してしまう。
でもね。
実際はどうか。
割り算の余り、みたいなもので、
割り切れない、33とか、29とか、そういう感情が、存在するのが自然です。
人間は、好きか嫌いかではなく、
ちょっとは好き、とか、
だいぶ好き、とか、
あまり嫌いじゃない、とか、
そういう判断の中で生きているのです。
つまり、相手の目の中に好意を見るとしても、
それを、「好き」とざっくり捉えるか、
「22%の好き」と捉えるか。
それでこっちの出方は全然ちがうの。
もしも現在「22%の好き」なら、90%以上の「好き」に持っていく必要があるし、
もしかして彼にはもうすでに、97%好きな彼女がいるかもしれない。
人間の好きの%は、足して100%でもありません。
ある人は、
22%を3人、45%を1人、97%を1人、持ってるかもね。
男はグレーをいっぱいつくるって書いたけど、
22%の好きでも、親切にするのが男子です。
私たちだって、ちょっといいかな?くらいの男子友人に、
かるーく22%の好きくらいで接することあるでしょ?
それが人間なんです。
なのにさ、
22%の好き、でも、
「彼は私は好きかも知れない」って思い込んじゃうと、
いろんなことを見誤るんです。
ずーっと執着しちゃったり、
見込みもないのに思い続けたり。
私はね、過去に経験があるの。
しかも、ずいぶんそういう見込みがあるかないか、
見る目が養われたころにね!
私の目から見たら、彼は私を80%以上は好きに見えた。
メールもくれたし、
デートもしたし、
手もつないだ、いろんな話をした。
かわいいね、好きだよって言ってくれた。
でも。
彼の好きは、40%くらいだった。
出力が分かりにくいだけで、(;´Д`)
彼は誰にでも、80%以上好きに見せる男だった。
私は、告白などしないけど、
少し押してみて、向こうがやんわり引いたのを見て、
思わず目を疑ったけど、すぐに悟った。
「彼は、私を好きだってわけじゃないんだ!」って。
びっくりしたし、本気でガッカリした。
嘘でしょって思った。
そしてしばらくあきらめがつかなかった。
でもあるとき気がついたの。
何であきらめがつかないかって、
要するに、
彼が私を好きだって少しでも期待してたから。
彼も私を好きなはずなのに。
あんなにやさしくしてくれたのに。
それで期待してしまった。
彼の瞳の中に、私への好意が見えるから。
まだなお、見えていたから。
がんばれば、その好意をもっと増やせるんじゃないかって。
(;´Д`)
でもね。
がんばって、できる限りのことして、
サインも送って、
それで彼が手を出さなかった、
私を選ばなかったのは、
それが彼の結論なんだよね。
彼は確かに私を好きだったでしょう。
人間として。
40%くらいとして。
でも、それは、付き合うために必要な点数には満たなかったわけだ。
人間には、そういう合格点がそれぞれあって。
そればっかりは、いくら外から言っても無駄。
本人がジャッジすること。
彼には、たぶん、99%の点数をつける女性しか必要ではなかったんだと思う。
その後彼女が出来て、その話を聞いて、
心穏やかに、そう思えた。
彼の理想に満たない女性への「好き」は、
けっきょく、ただの「好き」でしかないんだな、と。
でも、その好きは嘘じゃない。
確かにそこに存在してる好きなのです。
「好き」があふれている彼のような人間にとって、
好意は、当たり前のように周りに存在しているのです。
私は彼のことを今でも思い出すと心がぽっとあったかくなります。
私に好きってことの意味を教えてくれた人。
この世にいろんな好きがあることを教えてくれた人。
私はいまでも彼のことは、
好きです。
55%くらいで、かな?(笑)
だからね、
いま好きな人がいる人は、
一度、よ~く考えてみて欲しい。
彼は、どれくらいの好き、なのかな。
好きってことだけに惑わされてないかな。
好きには、割り切れない、いろんな好き、があるんだよ。
コメント
いつも楽しく拝見しています。
今回の記事が、あまりにも自分の現在の境遇を言い当てているようで、思わずコメントしてしまいました。
多分今、わたしの好きな人は、私のことを30%くらいの好きでいると思います(笑)
昔の私だったら、
「彼は私を好き」って部分にだけ執着して、他の可能性を切り捨て、
「この恋、いけるっ!」と訳の分からない根拠を胸に、突っ走っていたところです(笑)
でもここ最近、このブログなどで勉強して、冷静にブレーキかけていて良かった。
華麗に撃沈するところでした(笑)
まずは、30%を80%、90%以上にして
いくことを目標にしていきます。
恋愛部長さんにはいつも助けられてます。
ありがとう!
大きく頷いてしまいました。
そうなんですよね。
好意を持っている、と、付き合いたい、は違うんですよね。
うんうん。
わかっていても、なんで実践でいかされないんだろ、私。
部長さん、前にもテーマであった気がしますが、部室でもグレーな男性との恋愛を悩んでいる方がまた増えていますね(苦笑)
私はグレーって身体の関係はあるけど告白した訳でもなくされた訳でもなく、時間が出来ると会いに来るとか、だと思っています。
相手からは一切デートすら誘われないのは、片思いとか恋で半年以上かけて身体の関係がないのはグレーだとは思えないのです。
今日のテーマにあるように見込の低い恋をしている場合、片思いは半年までって以前のタイトルにあった様に期間を決めて進展なければ諦めた方が良いのでは?って
片思いや恋はモルヒネだから辞められない時期が私にもありましたが、気付ばあっという間に40歳目前となりました(^o^)
痛い思いはしないと解らないのかも知れませんが、部長さんがタイトルで取り上げて頂けると無駄な執着が減ると思います。
執着してるとせっかく運命の人がいても気付けなくて、本当に勿体無いですから…。
私はおかげ様でもう少しで良い報告に繋がりそうです。このブログに来る方々が幸せな恋愛を自分自身で選択出来る事、心から願っています。
私も部長さんや前彼のおかげで見つけた私の望む付き合いを形にするまで走り続けます。
部長さんも留学の準備、体調に気をつけて下さいね。(^o^)